サバクノエアリアル
砂漠へマルチコプターを持ち込んだのは初。あんないろいろ剥き出しの機械をあんな砂だらけの場所に持ち込んでどうなってしまうんだ ?? と行くまではいろいろと瞑想&迷走したサバクエアリアル。
今回の機材はこれまたお初な“アレのリプレイス”として遠征用に新規導入したSpidex V3 with DJI H3-3D feat LightBridge
フォールディングのおかげで全装備はかなりコンパクトに。
Discovery Proじゃ入れるのが無理だったあのザックにSpidexだと全てちゃんと収まった。飛行機搭乗もこのまんまいける。遠征の時Lipoバッテリーだけ手荷物であとはスーツケースに入れて預け入れしてたのがいよいよマルチも手荷物で。膨大なリポの機内持ち込みの言い訳もGoProを付けっ放しにしたマルチが一緒に入ってるのを見た空港係員の納得がなにげに早いような早くないような。(しかし、ということはおれはキャビン内でこれを飛ばせるってことか。それはそれでFAAに後ろから刺されるな)
“初砂漠飛ばし”だけじゃなくて、”バックパック旅で果たしてマルチコプター随行は可能か?”(今後のますますの秘境化に備えて)なんていうテーマもあったりしての、ハードケース無しなトライアルもしつつ。OSPREYの最大サイズのストレートジャケットが「多い日も安心!(揺れ)」な移動中のサポートにも大活躍。
さて砂漠。
「次は砂漠で!」となんとなく思ってたので結構前からいろいろと無駄な試行錯誤。
砂漠
↓
砂、酷暑
↓
防塵防砂なフルカバーボディ?
熱を吸収しない白い機体?
ん?!
Phantom…!?
とデザート仕様Phantom(ボディに開いた穴を防塵フィルターで塞ぎ、ハンドローンチ前提でランディングギアの装備なし的な仕様)なぞ作ってみたけど、やっぱりやつはかさばりすぎてパッキングの時点で却下。(最初はSpidexと2機持って行こうとしてた<ムリ!)
その前にもフルカバーなトイっぽい小型マルチのボディをいろいろ取り寄せてみたりと無駄な行為もあったりするほどの迷走っぷり
行ったあとから言えばそういう心配は全くの杞憂だったらしい。
砂対策はハンドローンチ&キャッチで完全に回避。
砂を巻き上げて自機が壊れるとか汚れまくるとかは全くなく、おまけに砂漠とはいえ常にクルマで移動してたので準備で機材が砂まみれになるなんてこともなし。むしろ普段飛ばすよりずーっと楽?!
熱問題はバダインジャラン砂漠は高地なせいか真夏といえども気温は飛び抜けて高いというわけでもなく、黒い機体もモーターも全く熱くならなかったというオチ。
墜落とか不時着とかな状況が一度でもあればリカバリーは困難なんだろうけど、フルカバーボディでも砂のモーターへのダメージは避けられようもなく、とにかくいろんな心配は全くの杞憂。
そういう意味ではむしろもう一つのフライト初環境のほうが勉強になったというかなんというかなのが、標高3000m以上の高地でのフライト。
空気の薄さはプロペラの推力を失わせるお約束はシミュレーションで海抜0mで2kg上げられる中型の機体が4000mでほぼ0に!つまりスロットル煽りまくってもホバーしかしない、なにそれーきゃーな状況。もちろん機体制御にも影響するんだと思う。
今回もそういうことは分かってたはずなのに予想より早く急激に機体のパワーが落ち始めこりゃ戻せねーって遊牧民の牛さんエリアのど真ん中に不時着ってのが一回あった。
あとで映像確認したら迫りくるナゾの物体に逃げる牛!スマネエ!
そしてラッキーだったのが、そこら中にあった牛の糞の真上でなかったこと!ついてる!
そういうトラブルらしきものを挙げるならあと二つ。
一つはLightbridgeが突如映像ロストしてめちゃ焦り。
すでにインサイトに機体の姿はなくて、すかさずマニュアル←→GPSをしてスロットルちょい上げしつつの緊急GoHomeオン!そして機体の方に猛ダッシュw
砂漠を100mぐらい走ったところで、健気にぶいーんと戻ってくる機体があって、ほっ。
こういう時はアナログのあのちょっとずつ映像が減衰してくのが懐かしい。
もう一つは同じく3000mあたりの山頂で飛ばしてたとき、風に煽られて機体が40°近くまでぐわんぐわん。クサレヤベーとか叫びつつ、このときはインサイトだったのでマニュアルにして回避。無事だったのは自分の腕か単に神様が風を収めてくれただけなのかは分からない。というかFPVだけでああなったらおれはきっと何も出来ない自信w 機体が見えてたからリカバリー出来たんだと思う。
そんなわけでLightBridge仕様でPilot Camを装備しないマルチはインサイトでの運用必須って肝に命じたい事案。
ま、今回も無事でよかった。
動画は気が向いた時に編集するとして、そろそろ次の旅の足音が、、
今回砂漠で暑いところだったんだから、次はねえ、うふふ、、
きたーーー♪先人のノウハウ・・・ご馳走さまです♪
スベテガメカラウロコです♪
ちなみにハンドローンチ&キャッチは操作しつつmuuさん1人でやっちゃうんですか?
EDGEワタナベさん、レス早っ!
>メカラウロコ
ウシのフンに落とさないってとこですか?!
すかさずギンバル下に向けて映像見ながら着地ぎりぎりまで粘りましたよ!「こ、この黒いとことこの石のとこはヤダ!」って念じて。下降方向にしか操作出来ないあのときおれはApollo11のアームストロングとひとつに以下略
ハンド…は1人でやってるのですが、最後の写真のようにガイドのLiuさんがいいやつでいつも
つきまといローンチの時は手伝ってくれましたです。ランディングは人に向けて降ろすのは怖いので確実に自分ですね。Liuさんは段々なれてきて最後の方には、撤収時におれの機体のバッテリーのプラグ外してアームのフォールディングまで出来る素晴らしい助手となりましたw
早いですよ〜( ̄ー+ ̄)ニヤリ…更新楽しみにしてますから♪
メカラウロコ・・いやいや全部です(笑)
助手が居るときはハンドローンチ&キャッチが楽なのでそうしてますが・・1人でそれやるのは考えたこと無かったです。
SPYじゃムリですし(笑)・・・未来の旅を考えると1人でハンドローンチしやすい機体も考えねばとメモメモ♪ そう考えると手のひらに置けるように掴めるSpidexは、またまた旅機に最適ですね。あ〜動画楽しみです♪降下中の牛のフンよけてるとこ観てみたい!一番ドキドキしたりして(笑)
SPYはムリっすよねえw 下側のペラで全部やられます!
次回はずーっとクルマあるのでSpidex ProかSPYか今悩み中です。そいや、例のカメラ来ちゃいましたよ…w
ウホッ!動画は!動画・・・は!?
あれ?動画がない・・・
シマシマな大地が動く動画を・・・・ッ!
muuさん結構ごついんですね。
白いズボンがお似合いです(違
ともぞさん、
白いズボン履いたのが身長2mの大男なんでおれはもっとってことになりますねえ。本職は格闘家なんで以下略
動画はそのうちw
ん~こんな広大で美しい場所に行き、飛ばせることができるなら…一度くらいウンコに刺さっても笑顔でいれる気がしないでもないですw
空気の薄さでそんなにも上がらなくなるんですね~なんだか理屈はわかっても不思議です~
muuさんの動画は素敵ずぎるので、たまには飛んで刺さって暴れまくる映像も見てみたいような気もしますw
楽しみにしてます!!
hotchkissさん、そうですね、ウンコに刺さっていろんなところに行けるなら笑顔で刺さりにいきま、イヤデス!!
ウンコ臭いマルチなんてモチアルキタイクナイデス!
ささって暴れまくるなんて怖いこと言わないでください!w
イヤン!もう次回が!?
暑さの後は寒さと決まっているので、そうですね、「ロシア北朝鮮国境辺りでどっちがより危険が危ないかを上空から視察おっと遠くから白いモクモクが迫ってくるぞ」ですね。
正座して待ってます!
ぐはあ、バナOKAさん、全部お見通しですか!
国境の金網も空じゃ関係ないですからね。素晴らしい映像を持ち帰るのを楽しみにしていてください!(絶対帰って来れないですね…)