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PSE 電気用品安全法2006年4月1日猶予期間終了

全然知らなかった、こんなこと。
mugenさんとこで知りました。一部じゃ結構話題になってるのですね。

電気用品安全法の規制により、PSEマークのない電気製品の製造・輸入・販売が禁止。中古販売も禁止。

この問題となる電気用品安全法改正は2001年に施行済み。
そして、その5年の猶予期間がこの3月に終わるというのです(つまりあと1ヶ月ちょっと)
それ以降は一切のPSEマークなし該当商品は売買を禁止されるのです。

いまどきの電気製品にとって2001年といえば、まだまだ充分現役です。
また、リサイクル、リユース的にも、値ごろ感と機能のバランスが程よく取れた、リサイクルショップやオークションの場で多くの消費者にとって魅力ある製品たちのはず。

それがPSEマークがないと言う理由だけで、販売できなくなります。

つまり我々消費者にとっては買えなくなるということなのです。

正直、私にとって、地上波アナログ放送が停波になるより、ショッキングなことです。
あちらはあんなにリーディングタイムを取って、告知の露出度も高いのに、この『PSE問題』の露出度の低さときたら。。。
世の中の人にとって、これはそんなに大事なことではないのでしょうか?

私自身、今、古いMacを改造して楽しんでますが、これを手に入れることが出来たのも、中古専門店です。
昔と違い、中古品を買うことに抵抗を覚えません。
逆に、今の製品にはない魅力を過去のものに感じることは、以前にも増して多くなりました。

さて、まだ、何が自分にとってマイナスなのか、イメージがわかないですよね。
まずは、対象の電気製品が何なのか、確認しなければ。

基本はほぼすべての家庭用コンセントから電力供給を受ける電気製品は対象になります。
(乾電池のみで動作するものはOK)

冷蔵庫、洗濯機、TV、エアコン、温泉卵メーカー、電気あんか、、、、といったいわゆる家電も

TV、AVアンプ、DVDプレイヤー、プロジェクター、オーディオコンポ、、、といったAV関連もダメになります。

また、TVゲームや電動のおもちゃもだめになります。
うちにある、いまだ現役のPlaystation2ですら対象(ダメ)製品です。

そして、気になるコンピューター関係。
これはなんと周辺機器含め対象外(OK)なのだそうです。
何故っ!あれほどの電源を積んだものが。。。
まあ、助かったというべきでしょうが、ポリシーに欠ける法であることがここで露呈しています。
電話機、FAX、無線なども対象外です。

さて、個人でそのまま使い続ける分にはなにも問題はありません。

また、おおくの家電、いわゆる白物と言われる物は消費者に中古品という選択肢がなくなるだけ(いや、これですら充分にお上の横暴なのですが!)で、同様の機能をもった製品は新品を買うことが出来ます。

やはり、気になるのは、上にも挙げたAVなどの趣味性の強いモノたちの処遇でしょうか。
これらは新しければ、新しいほどいい!という理屈は通りません。
20年、30年経っても名機と呼ばれるものはたくさんあります。

真空管アンプや蓄音機などの素晴らしい音響製品をもう買いたいと思ってもお店では買えないのでしょうか?
今では手に入らないミッドセンチュリーなデザインのTVやラジオはどこに行ってしまうのか。
他にもシンセサイザーなどの電子楽器、ブルーフィルムな映写機、年代モノのシャンデリア、北欧モダンな照明器具。。。

ただの中古品と言って切り捨てるには、とても耐えられないモノたちがたくさんたくさんあります。

古い電気製品は危ない。

短絡的な役人の発想で、我々の先人たちの文化が、いや我々の今の文化が侵されようとしてはいないでしょうか。

モノを愛するものとして放って置けない、事実です。

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ACアダプターを使った機器についてとか、個人売買、ネットオークションでの仲介など気になることはいろいろあります。
以下のサイトが簡潔に丁寧にまとめられていたので、参考にさせていただきました。

『副業でインターネットのリサイクルショップをやろうよ!』
電気用品安全法 ~ PSEマークのない電気製品にはご注意を!

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