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GWのDIY [AirTagHolder + FIMO]

今日もTVのリモコンを探した。
探すの諦めて半日ほど経った頃、テーブルの上に置いてあったノートパソコンの画面の裏側にしれっといた。もう全てのリモコンに呼び出し音が鳴る機能付いててくれ !!

ということで、AppleのAirTag。
TileとかMAMORIOとかそのうち買おう買おうと思って結局買わずにきた紛失防止タグ。
Apple製で初体験。
ようやくかってアニメで見た、逃げてく車に主人公が投げてピタッと張り付いて追跡出来ちゃうやつ登場(投げもピタッともつかない)

よく分かってないままに4個入りを2セット買っちゃったものの、届いたAirTag見て一言

「でけえ」

何気にボリュームあるね。
おまけに微妙に高いと敬遠したApple純正のキーリングなんだけど、そういった専用のホルダーがないと使いようがないこの製品デザイン。こんなものでもエコシステム作ってやるというこの傲慢さ。
まあ、慌ててApple Storeへ走ったけどな。

買って帰ってきてキーリング装着して、さらにひとまわりデカくなったAirTag見てぽつり

「作るか」

どこにもいけないおれのGWのやることが決まった。

キーホルダー本体としてみればまあ妥当なサイズなのかも知れないけど、既存のものとのこのハレーション。腕時計に続きこんなものまで選択肢をAppleに狭められる人生は嫌だ。

念の為Amazonとか覗いて中華なサードパーティーのをチェックする。
どれもApple純正準拠な感じで求めた使い勝手のものは無さそう。作るべ。

自作にあたってちょっとした目論見はあった。
Staedtlerが出してるFIMO® leather-effect

粘土のくせに焼成すると何と人工皮革ぽいものになる代物。
自由自在なフォルムで作れる人工皮革ってナニソレ、最強じゃん!いつかこれでカメラ用の何かを作るんだい!と購入してあったものを引っ張り出してくる。

 

まずは失敗覚悟でファーストトライ
欲しいのは黒いやつだけど、何というかせっかく粘土遊びするなら調色なぞもしたくなるのが大人(子供)。オリーブカラーにチャレンジ。

緑がかった黄色いやつと黒のFIMOを捏ねて、伸ばして、ついでにパターンとかも転写してみる。

なるほど粘土だ。
ここで焼き締めてまず素材を固定化し、そこから通常の革製品を作る手順で切り出して縫製して何かを作るのがオーソドックスな使い方。

縫うスキルはないし、極力コンパクトなAirTagホルダーが欲しいのでこの粘土でいてくれてる状態をもうちょっと引っ張る。
こんな形に切り出して

AirTagに巻いて成形。

このままオーブンで焼きたいとこをぐっと我慢して、素体となってるAirTag外すと、やはりというかカタチはぐったり。

美味しそう?

焼成していそいそと冷まして、AirTagに装着してみる

うわははは!
なに?このゴミ!

めげちゃいけない。
色々学んだ。セカンドトライ。

美しいフォルムを維持するためにはFIMOと一緒にそのまま焼いちゃえるAirTagダミーが必要そうだ。
複製品といえば簡単なのはレジンだけど、FIMOは130℃で焼くのでレジンだと多分溶けちゃう(おまけにうちの20年物のオーブンレンジは最低設定温度が150℃)
というわけでダミーの素材に買ってきたのはエポキシパテ。

通常のエポキシパテは耐熱温度が100℃以下っぽいのだけど、金属用でなら120℃ぐらいまではいけるらしい。あと30℃ぐらい我慢してくれ!
(”耐熱用”は200℃までOKなのだけど、硬化に24時間とあって我慢ならずw)

AirTagの型取って

エポキシパテでダミーオスカー。
おお、結構細部まで取れるね。ちょっと雑だけど目的にはきっと十分。

今回は純正ホルダーのような構造な2枚のパーツで表と裏からサンドイッチするタイプでトライ

おお、格段にいい感じ!FIMOの扱いにも少し慣れてきたか?
金具はそのまま焼いちゃえるのでここで装着することで、針仕事系の後工程は一切ナシな目論見。

焼いた。
おお!ほぼそのまま!
ダミーのパテも黄色く変色したけど何とか耐えてるっぽい。

慎重にダミーを取り出す。
くっついてて欲しいところ(金具のループになってるとこ、ケースの下側)の強度が心配だったものの、剥がれる気配なしにかなり強力に融着してる。
そしてAirTag装着!

おおお!いい!

 

気を良くして、さらに製作。
焼くときに置いた側のカーブをキープするためにお椀型のベースも作っちゃったり

FIMOの使い方にもだいぶ習熟度が上がってきたかもなので、最初に作ったタイプにも再度挑戦したりして

 

出来たのがこいつら!

よーく見ると手作り感ビシバシ伝わる完成度だけども、近くで見なけりゃ問題なし!
強度的にもFIMOはちゃんと応えてる。

回転カン付きにしたおかげでポケットの中でもストレスなく振舞ってくれてて、ただの紛失防止タグとしてのわきまえ感がぐー。

目的は達成!
またひとつGAFAの魔の手から地球とクオリティオブライフを守れた気がする。VIVA⭐️自作!!
(いやAirTag使ってるやん)

最後にこしらえたやつは例のカメラバッグに。

ちょっとシボというか模様がワイルドすぎた。

そういえば。
コンパクトにAirTagをキーホルダーに装着というソリューションには例の禁断の禁じ手があるよね。いっちょやってみるか。。

6 Comments

  1. メモメモw

    金属や木製品のアクセントにも良さそうですね^^
    保護材としてもいいですねぇ

    • otさん、まいど!

      モノヅクラーなら試してみたくなる、ちょっとステキな素材ですよね!

      実際の質感は反発力とか押した時の沈み込みは感じないけど、しなやかさはあるといった感じです。アクセントに使うのは大アリですね。ぜひ試してみてください。

      • 強度は強そうですね^^
        強度に不安がありそうならデザイン・装飾的にと思ってましたが
        塗装の代わりにこれを纒わせるのもよさげですね^^
        パイプに巻いてそのままグリップとかもよさそう

      • いろいろアイデア広がりますね!
        問題はオーブンで焼くプロセスですね。
        あとは何と言ってもやはり粘土なので扱い的にちょっとイラつくこともありますw

  2. あれっ? SMYTHSON だったんだ? いまさら気づいた。

    大昔に作ってもらったレターセット、銅版じゃなく銀版印刷とのことだったので、いま頼んだらすごい値段しそうで、郵便番号が3桁のままスマして使ってますん。(^^;;

    旅行用の靴べらとか買った記憶も。無駄に高いけど、なにか惹かれるブランドですよね。

    • Smythson、いいですよね。
      日本でそんなにめちゃくちゃメジャーじゃないとこも。

      郵便番号3桁?
      ナンデスカソレ?w

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