まだ見ぬAVCHD Lite機

AVCHDのサブセット、AVCHD Lite。PC,Macで扱いやすいかどうかを抜きにすると家庭用としては十分すぎる画質が得られるAVCHDムービーの名前がそこについてるのだから、720pになったとはいえ、なにかしらの幻影を見てしまう(ちょっともしかしてすごい？！みたいな)のはしょうがないでしょー。

この春に、各社(SONY)より先んじてリリースするのはPanasonic。

TZ7というおばちゃんと一部のマニアの二兎を得てしまったTZシリーズの新型と、海外ではTS1としてリリースされたパナ初の耐衝撃防水デジカメFT1に搭載される。

発売はまだ来月なので見事にみんなヒートしているのだ。

そんな気持ちをさっぱりとするべく、行ってきたのはパナソニックセンター。
春の予算編成を組むためには事前のチェックは必須だ。

その２台は1月末から展示されていた。もちろんさわり放題。
　
ただし、ここは建物内写真撮影不可(っていつも撮ってるヨドだってAppleStoreだって百貨店だって不可なのだが^^;)。その上、発売前の開発試作機な展示機に自前のSDカードぶっこむなんて暴挙ももちろん不可なので、ブログネタとしてはお蔵いりだったのだが、どうやらみんな注目してるようなので、ネタ復活。トップの写真は外から意地で撮ったものw

展示機はSDカード入ってなく、おねーさんに言って入れてもらう。
FT1とTZ7の両方試す。録画。再生。画面小さいので、画質がいいのかどうかよくわからん^^;

ってなことで、すぐ横にDIGAとVIELAがどんと構えてるので、SD差し替えそちらで鑑賞。素晴らしきパナソニックワールド。みごとなデモ。

見た感じはFT1とTZ7は同じように見える。それはまあ画像エンジン一緒だからそうなのか。ただカメラ側の挙動は随分違う。AFの追従性とかいろんなのがTZ7のほうがムービー寄りにセッティングされてる風(録画中にはあえてゆっくりうごくズーミングとか)だった。

で。
肝心の画質なのだが—-デカいプラズマで観たから、そんなのデジカメムービーに酷なのはわかっちゃいるんだが、、、—-　そ〜んなに素晴らしいものではないな〜というのが第一印象だった。

[3/8追記]
FT1を購入したので画質について追記。DIGAのHDDにコピーして50インチプラズマで視聴。いやー、全然いけるかも！デジカメムービー特有のザワツキ感を感じない。こりゃ立派かも。
[追記オワリ]

ただ、AVCHD Liteに期待するなという意味ではなく、カメラの出来によってはおおいに化ける可能性があるのも事実。で、この春リリースされる２台で言うと、

TZ7はないなー。
画質がもっとすごければ価値あるんだが、そうではないし、あそこまでのボディサイズを許容出来るのなら、SONYとかのちっさいAVCHDムービーを買ったほうが幸せになれるハズ。そもそもAVCHD規格を認めた時点でデジカメムービーに固執する意味はなくなったということに気付けよ。という気がする。
[3/8追記]画質が意外といいのがわかったので、アリ！に変えとこう[追記オワリ]

FT1はありかなー。
画質はこれまで(MPEG4/H.264)とどっこいだとしても、720pで撮れる防水デジカメの選択肢がないからね。持ってるOlympus SWの動画はヒドいから。SANYOも防水Xactiを２機種リリースしたけど、広角には弱いし、DMX-WH1のスペックはどう見てもあれは"ビデオ"なんだよね(と逆にへんな期待もある)

なカンジでしょうかね。

参考
あ、生ファイルがココにあるね。

ASCII.jp 「LUMIX TZ7──ちょい撮り動画の新提案」