HIGH SPEED EXILIM EX-FC100を。

気になるコンデジが多いこの春モデルから、まず買ったのはCASIOの『HIGH SPEED EXILIM EX-FC100』

 

あの"ハイスピード"がコンパクトで使える！
もうそれだけでオッケー。買いです。

ハイスピードは昨年、イメージングエキスポまで見に行ったぐらい(→その模様)気になったわけだが、いかんせん、あの大柄なボディはちょっとクリエイティブな気分をへこました。デカい機材にモチベートされるときもあるにはあるが、自分のなかでのハイスピード撮影の価値は日常の被写体を撮ってこそだとも思ったので、初号機のEX-F1も２号機のEX-FH20もスルー。

そんなところに正月明け早々の海外でのこの機種のリリースの発表。
カードサイズで"ハイスピード"！基本機能はFH20とほぼ同じ！
もう、メラメラと静かに火が点いてしまっていたのだ。
買うぞ、買うぞ、出たらすぐ買ってやる！

で、久しぶりの発売日買いとなった訳だが、それにはあと２つ、背中押された理由がある。

１つ目は動画。ハイスピードじゃなく"普通"のほうの動画。
カシオのホームページに発売間近にアップされた動画のサンプル。
1280×720のいわゆる720pなんだが、なんと動画フォーマットはMotionJPEG！！見るとなかなかな安定感。ビットレートは30Mbps！

カシオと言えばデジカメの動画に一時異常に積極的だったわけで、数年前は他社に先んじてMPEG4に移行したり、H.264機を発表したりで、結構楽しませてもらった。
そんなカシオが新型機はMotionJPEGだと言う。ある意味枯れたフォーマット。しかしその実態は時間圧縮ではなく空間圧縮な、後々使い回すには都合のいい規格。エラいぞ、カシオ。

そして２つ目はなにげにその外観にやられたのだった。
カタチはまあ普通なんだが、FC100のそのカラーリングに胸ずきゅん。
白と黒のコントラストにイエローのリング。ツボだ。
カシオはこのイエローをハイスピードの証として使っていくそうだ。

ってことで、今回はその外観を眺め回してみる。

ボディはホワイトと言ってるが、シルバーに見えたり、グレーに見えたりするパールっぽい白色。ここに載せたどの写真も違って見える。真空成形で作ったようなツルンとした形状に良くマッチしてる。　ボディのこっち↑から見ると結構薄く見える。が、

裏はやっぱり厚い。というのは最近のデジカメのお約束。ボディも厚いがレンズベゼルの飛び出しも結構ある。

まあ、5倍ズームでレンズがこんなにあるわけだから、しょうがない。おまけにバッテリーはNP-40という「バッテリーライフ長いカシオ機」と一時伝説作った(？)容量あるやつだから仕方ない。ハイスピード撮影は相当な電気食いのよう。多用すると減りは早かった。
薄さで言えば４月に出る同じエンジン積んだFS10はちゃんともっとかなり薄いようだ。ただしセンサー式手振れ補正がなくなる。

操作系はカシオ使いにはおなじみのもの。動画録画用ボタンの周りにあるレバーで通常撮影とHS(ハイスピード)を切り替える。メニューで呼び出す仕様じゃないのは大変小気味よい。

上部にも大事なボタンが

左側の"SLOW"ってのを押すとスローモーションビューが起動。
画面がスローモーションになる。気になる一瞬を逃さずシャッター。

右の"30"（ボケててわかりづらいけど）てのが、高速連写撮影用。
選べる連写スピードは、3、5、10、15、30／秒、オート。連写枚数は5、10、20、30枚から選べる。スローモーションビューや高速連写などの高速撮影の時は画像サイズは最大6Mになる。

今日持ち出して使ってみたけど、いやー面白い！楽しい！

カメラの可能性が広がっている。
デジタル一眼には真似出来ないこういうヘンタイカメラがもっと出て欲しいねー。