Making of VADORAMA (Vado Twin-System)
eyevioから「てめー、このビデオの楽曲の使用権はどうなっとんねー」と警告来た。今回はかなり確信犯だったのは事実。チェックどうなってんのかなーと。早かったなー。
まず、2基のVadoを程よい角度で固定するための簡単な構造の治具を作った。
右のようにアルミ切り出して、曲げた。
下のカメラネジは位置決めぐらいの効果しかなく、実際は両面テープでガッチリ固定。
で、これをいつものように"貼っつけて"撮影する。
Vadoは2GBのフラッシュメモリ内蔵。
今回の首都高はビデオをノンストップで回しっぱなしにして1時間21分撮れてた。
バッテリーは一目盛りへってただけ。結構使えるのが分かる。
これがそのナマ動画
この状態で鑑賞してみた。おー、たのしー。期待大。
結構合いそうに見える。でも合わないんだな、パノラマのステッチって。
使った部分は38分間分。走行距離は50km程。それを1/10に圧縮。3分で走り抜けることになる。一部じゃ音速越えてる計算www
作業はAfterEffectsで。
"画像合体"に使える機能はいくつかあるが、今回はメッシュワープを試した。
もうどうとでもグニグニ出来るので、確実に合う。ただし直線がきれいに通るかどうかは頑張りしだい。ま、一瞬で通り過ぎる今回の映像な場合はそんなに神経質になることはないって分かった。カメラがちゃんと固定されてれば、一度決めれば全フレーム合うはず。
繋ぎの部分はマスクで20pixぐらいぼかし入れただけで、結構自然になった。
厄介な問題は色調整。
Vadoはフルオートカメラだが、露出だけじゃなく、WBもシーンによってころころ変わる。露出の調整はAfterEfectsでちまちまやればいいが、空の色味が左右で違うことはかなりあってそのトーンを合わせるのは結構めんどい。つか厳密には合わなかった。
そんなカンジ。
難しいことはやってない。
一連やってみて、トリオもカルテットもいけそうだ。大変だろうけど。
高精細なフルサイズ一眼で風景の一部を切り取るのとは真逆なコンセプトの、風景の全てを時間軸においても全て記録するというのは、今後のデジタルイメージキャプチャーのあるかもしれない世界だと思うのだけど、どうだろう。
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