missing linkを駆逐する -1
missing linkといっても考古学で出てくるようなたいそうな話しではなく、身の回りのデジタルガジェットのコレとコレが繋がったらなーっていう、誰もが思っているそれのこと。
家で普段、それを意識しないのは、そこにMacやPCがあるからで、それがハブとなってデジカメの写真をプリンターでプリントしたり、ネットでBlogにアップ出来る。何も困らない。
つまりここで言うmissing linkとは、モバイル=パソコンのない状況と限定した話しとしておきたい。
言い換えるならPCレスでどこまでスマートに生きることが出来るかだ。
第1回は(第1回?!)デジカメと携帯電話(スマートフォン/iPhone)のmissing link。
さて、最近のたいていの電話はカメラが付いている。iPhoneもスマフォもみんな付いてる。Nokia Eシリーズにだって付いちゃった。果たしてデジカメと携帯電話がダイレクトにリンクすることに意味なんてあるのか?
断言しよう。ある!
例えば南の島からモブログしたとする。
携帯電話のしょぼいカメラで青い空と青い海撮ったら、なんだか色がとっても地味だ。すかーっと抜けた青空とかエメラルドな輝きの海が色が全然出ていない。こんなんじゃ、こんなんじゃ友人達をうらやましがらせられないじゃないか! やつらにいいなーと思わせるのが唯一のモチベーションなのに、、
ってそんな小学生レベルなおれなんだけども、他人の記事見て追体験が出来るかどうかは重要だと思う。楽しそうな記事でも写真のクオリティが低ければ楽しさ半減。
例えば遠藤諭氏の『東京カレー日記』のエントリの、
アップルストアじゃないんだよ
で、"TEKSERVE"の店内の写真。よくわかるな、行きたいなー。これでこの画像が荒くて見れたもんじゃなかったなら、このエントリの価値は数十%ダウンだろう。アップル好きならもっと高解像度で見たいぐらいだ。まあこれは現場から直にエントリされたものじゃないだろうけど。(つか何故この例え^^;)
何が写ってるか分からなければ、感動も伝わらない。青い海と青い空の場合なら、色が綺麗なことが伝えられなきゃ意味がないっ。つまり、ケータイデジカメとは明らかに異なる、デジタル一眼のハイクオリティな画像がモブログで直に使えるなら、そのメリットは大いにあるってことだ。
コンパクトなデジイチも増えてきそうな感じだし、パシャっと撮ってピッと転送してピロリ〜ンと送信出来れば、ああなんて幸せなんだろう。
ってことで妄想開始。
・解決策その1 メディアの入れ替え
実はよくやっている。
デジカメで撮ってデジカメのリサイズ機能でVGAに変換して、メディア引っこ抜いてケータイに差し替えて、エントリ。ケータイで使うためにあらかじめmicroSDにアダプターかましてデジカメで使うとか、挿したり引っこ抜いたり、メディアとっちらかって、うざいのなんのって、うぎゃー!
でもデジタル一眼の画像もPCレスで送れるのは確か。ただしiPhoneには通用しない。
つかもっとスマートに!
・解決策その2 赤外線か、Bluetoothのついたデジカメ
富士はエラいよね。ミドルクラスにはずーっと赤外線がついている。昔はどこのメーカーにも付いていたのに。これだけで富士のデジカメを買う意味があると思う。
Bluetoothデジカメは以前Kodak,Sony,Ricohが出してたっけ。今はもうどれもディスコン?
NokiaのNシリーズの一部はデジカメ並みの画質だよね。それ使っとく?ってそれは本末転倒。
デジイチには応用出来ない。iPhoneには通用しない。
・解決策その3 Wifiいろいろ
大きく"Wifi"(無線LAN)としたのは、いろいろあるんだけれどもケータイやiPhoneやスマートフォンと連携出来るサービスがなさそうなので。つか知らないだけかもね。
その1.
Wifi使ったデジカメってーと、今すぐ買えるのがNikonのCOOLPIXの無線LANモデル。ただしアップするサーバー側がNikonの「my Picturetown」という写真共有サービスだけという悲しい仕様。ローカルのPCとも連携出来ないという仕様は如何に。。
その2.
もうすぐ国内販売の始まるEye-fi。気にはなってるけど仕様がよく分からんので買ってない。ダイレクトに有名どころの写真共有サービスやローカルのPCとも連携出来る。ただしどうしてもネックはアクセスポイント。Ad hocで繋がるの?
その3.
なにげに気になってしょうがないのが、キャノンやニコンがデジイチ用に用意している、無線LANを利用したワイヤレストランスミッターだ。特にFTPモードを使えば、アレとコレでうっしっしな予感もある。ちゃんと5D mkII用も出るし!この妄想は後日。
ただし高い。高杉。どこのも実売8万円以上。。
ってことでWifiは今のところ、未知数だ。
・解決策その4 富士フイルム
IR-100 IRアダプター
キタ!また富士!
今回の中で一番汎用性のある、"モバイルでデジタル一眼の画像をPCレスでケータイに送れる"アイデア。「ケ〜タイ、プ〜リント、ピヴィ〜」のアクセサリであるIRアダプター[amazon]
を使うというもの。
IR-100は本来はデジカメからコンパクトプリンターのPIVIに画像を送るものだけど、デジカメ側(USB)からはPictBridge対応プリンタと見られ、赤外線側も汎用なため、ほぼ全てのPictBridge対応デジカメ&赤外線ポート付きケータイの組み合わせで画像が転送出来る優れもの。おまけにバッテリ駆動ということなし。
E-420から、auのケータイに転送中の図。
E71にも送れた図
今まで持ってて、持ち出した事なし^^;
今度実地検証しよう。
残念ながら、IRポート持たないiPhoneにはもちろん無理。
ってことで探求は続く〜。
FUJIFILM INSTAX 「Pivi」 IR-100 IRアダプター[amazon]
Canon ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E4[amazon]
同じ悩みを持っている方がいて何か嬉しいッス。
僕はカメラと携帯電話の直連携は諦めてNetbookを買ったという大バカものですが、IRアダプタはかなり使えそうじゃないですか。
それにしてもカメラと携帯電話とブログって考え出すとキリがないですね。
続編にかなり期待。
悩みと言うか、ジョシコーセーでも出来ることをやってるわけにはいかないっす、オヤジとしては^^
自分は数百gのノートでも重いと言って使わなくなった過去を持つので、1kgとかあるNetbookは避けて通ってます。でも、ブログでの快適なテキスト入力も考えると、結局モバイル出来るノートを使うのが早道ですよね。
あ、1kg重いって言ってるくせに、遊びで行く南の島にも2kgのMacBookProちゃんと持ってきます(笑) OSXなNetbookが待ち遠しい^^
海外で、ホテルでPCを使うという手段以外を考えているなら、USBホスト機能のあるG900を導入してUSBで吸い上げ→現地SIMor無線LANでアップロードっていうてが一番簡単じゃないですかね?
WMなら日本語化のノウハウも確立しているし、吸い上げたファイルの扱いにも妙な制限はないし。
そうなんですよ、USBホスト。ワイヤレスでスマートに、って気持ちで書いてたのに、最後のIRアダプタをUSBで繋ぐって書いた時点で焦点ぼけちゃいました。
おっしゃるとおりファイルの扱いに変な制限ないし、国内ならWillcomのWM機使えば普通に送れちゃいますね。