Nikon UP @ Omotesando Hills
おひさし!全然エントリしてないから、リハビリしなきゃ。
さて、ちょっち気になってる人もいるだろう、昨日発表になった『Nikon UP』をいじってきた。
モバイルの世界では今まさにタッチパネルが旬だけど、モバイルコンピューティングの一つの未来像にウエラブルがあり、その先にインプラントだったりブレインハックがあったりするわけで、HMD(Head mounted display)ってのはモバイルなオトコの子の一つの夢だ。Nikon UPはそのHMDに属する製品だ。
HMDもタッチパネル同様、ある意味(原理的には)"枯れた技術"であるわけで、かってはSONYやOlympusがこぞって製品を出し、とっくに市場から撤退した過去があるだけに、今この時期にNikonがこれを出すことは多いに興味のあるところ。おまけにコレがNikon初の"映像出力機器"と言う。
こういう製品てコケるかバケるか、どっちかでしょ?見ておかなきゃ^^
ネット限定販売で、12月の発売まで実際の製品はいくつかの場所で体験出来るらしい。で表参道ヒルズの特設ブース。
各試用機の前に大きめの鏡があるのが笑える。
この手の製品が過去受けなかった最大の問題が、「見栄え」。
製品のデザインがカッコいいかではなく、その装着シーンを人に見られてカッコいいかどうか。
HMDには両眼式と単眼式があって、SONYもOlympusも両眼タイプだった。付ければだれでもラ・フォージ少佐だ。まー、普通の人にはそれを付けた人を見る世間の目に堪えらるわけはなかった。
対して"UP"は単眼式。そして結構大きめなヘッドフォンと組み合わせた。
つまりサイヤ人のスカウター。日本人にはスタートレックよりドラゴンボールと賭けたか?ニコン。
実際、装着してみたカンジは悪くない。いや、外で出来るかどうかはギリギリだけど、モニター部が回転して格納出来るだけで、使用シーンは広がるはず(と思う)。
で、メーカーとしても初の物だけに(おまけにちょっと高価)出来は頑張ってるカンジがする。パッドの出来も悪くなく装着感も気持ちいい。
考えてみたら、これはただのHMDではなく、メモリーメディアプレイヤー(+ヘッドフォン)も込みな全部入りだから、ケーブルレスで使えるのかー。意外といいかも。
しかしNikonのヘッドフォン&メディアプレイヤーとはねー。おまけに無線LANも装備までしてる。時代も変わったもんだ。"YAMAHAのスポーツ心臓"までもう間近だ。
真ん中はジョグダイアル。画面に表示されるのを見ながら、サイドに設置された矢印を操作するのは違和感がある。で、上位機種の300Xは頭を振るとなんか操作出来たが、不意の動作にも敏感に反応してイマイチ。
さて、気になる画質。これはさすがこの手の最新型ってことで、かなりいい。過去の製品に見られたドットの荒さも感じず、十分キレイ。文字もかなり細かいものまでクリアだ。(解像度640×480)
現行機で比較するなら、iBeanやTeleglassだが、ニコンはこんなものにDOレンズまで投入したのだから比較するのは野暮だろう。
下はメニューでの全モード
この中で個人的に気になったのが、"UP web"。
WiFi搭載なので単体でWEBブラウズ出来るのか?と色めき立つも、会場には無線LANの電波なくて試せず。スタッフに聞くもいまいち歯切れの悪い返事。母艦のブラウザのBookmarkがどうのこうのと言ってた。実際の画面が気になる。iPhoneがあのレゾリューションであれだけ快適なWEBブラウジング出来るのだから、このUPは十分と言えるのだから。
最後に実際楽しめるかどうか。
片目で映像見て、もう片目は周りを見てる。
ついつい片目を手で覆ってたのは事実。
ニュータイプな人は是非買って下さい。
で、展示を見に行けない購入検討者の方にカタログ貰ってきたのでプレゼント。なんか20ページ程もある立派なもの。先着で2名サマで。
あ、カタログいいなぁ。
もしも私の住所よりも遠い方が手を挙げたなら、そちらを優先するということで立候補できます?
了解です。お送りしまーす。
気になってたんですがどこよりも詳しい情報がこちらにあるとは。実物試せたんですね!
カタログ欲しいんですがまだ間に合いますか?
了解しました。メールいたします。
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