円安と銀聯に踊る正月
年末年始は久しぶりの日本だった。
どこにも行かずに珍しくも日本にステイ。ん?居住地は中国なのだからこれは海外に行ったと言い張ってもいいのか?!「お正月はニッポンでバカンス!」うん日本語で言ってもなんの強さもない。。。
主たる目的は忘年会参加 & 買い物!
日本で美味しいもの食べて、いろんな人と会って、リアルショッピングに身を投じるステキ休暇。
いけてない北京メシと、中国人だらけの環境と、中国通販の反動だ。
そんな身と心はいまだ中華に染まりきってないけども、しかし財布の中身は中華な人になったなってしまった自分が久しぶりに日本に来て驚いたこと!
日本、買物天国!!www
もちろん中国だってすごい。買えないものはない。
しかしこの国の中国観光客の歓待っぷりを彼ら目線で感じた今回の日本滞在で、やつらの購買力の源の秘密が分かったというか、おれもそれに乗っかってウハウハというか術中に落ちてしまった。恐るべしわがNippon!日本にいた時は海外通販ばかりして(日本のものですら海外通販)内需に全く貢献しなかったのにかなり頑張ってしまった。
まず街に出て気づく銀聯=UnionPayの表示の多さ。
もちろん中国に行く前でだって普通に見かけてたわけだけど、その横に大抵書かれてる数字にまで気が回ることはなかった。
ヨドのこのPOPはつまり銀聯カードで支払えば、5%オフですよ〜ってことだ。
で、ヨドがスペシャルなわけでなく、普段普通に買い物してる大手デパートからドラッグストアまでほぼ同じような割引が存在してたという事実。まじか!ちょ、さっき(日本の)クレジットカードで払ったやつやり直させて!
そして件の消費税。
春から8%になったけど日本人だろうが海外居住者はTax-Freeなので、お店の8%の消費税込みの値札は脳内でAR処理されて8%オフの表示が常時オーバーレイな状況。
(正確には約7.4%off)
そこに畳み掛ける円安。
日本で海外通販ヤーだったころは悲しむべき”円安”の二文字も立場が変わればそれも逆転、円安万歳!
自分が北京に引っ越してたかだか数ヶ月なのだけど、そこ起点でも1RMBが16円→20円ぐらいになってる。つまりこの円安差分だけでも何買っても2割引き!な気分。全ての店がセールやってるようなもんだ。
銀聯+免税+円安
これで実質70%ぐらい。3割引。
ケシカラン!まじでケシカラン!
おまけに普段中国の通販サイトで海外製品の値札の高さに慣れてしまってるせいで、感覚的にはさらにいって60%ぐらいだったりする。
10万円のカメラが6万円、20万円のバッグが12万円、100万円のレンズなら60万ですよ。
ああ、中国観光客がばかすか買って行くのがよくわかる。
しかし恐ろしいのは銀聯カードの凄さ。
クレジットカードではなくてデビットカードみたいなものなんだけど、店での買い物はもとよりその辺のたいていのATMでキャッシュが下ろせちゃう。つまり高いレートや手数料で商売してる両替屋を介さずとも簡単に日本円が作れちゃう。おまけに買い物にしても現金にしても換算レートはクレカより限りなく実効レートに近いっぽい。いやまじで恐ろしいシステム。
日本の一部の銀行では銀聯付きのカードが発行されてるようだけど、あれらは銀聯のシステム内で使えるクレジットカードにすぎない。この自分のただの銀行のキャッシュカードが世界中で使えるこの不思議さとはちょっと違う!いったいどこの日本のキャッシュカードがそのまま海外で使えるというのか!(実際アイスランドでも使えた)
銀聯と支付宝(Alipay)とPaypalだけでおれの生活成り立ってるなあ。こういうジャンルって日本はいろいろ負けてるねえ。
おっと、日本でお正月、そして中国に帰って旧正月と年に2回正月が来てしまい、通常より2倍の速度でなんだらかんだら…
そういう事なのですね。
それにしても中国から日本を見た時に買い物天国っぷり、凄まじい物がありますね。
恐るべし中華パワー、恐るべし経済開放政策。
バナOKAさん、そうなんですよ、もう幾つ寝るとお正月!
つか忙しくてどこの計画も立てられてない悲しさ!ってことでお宅にお邪魔しますね!(嘘、半分本気??w)
という事は年に二回もお年玉が!(もういい)
muuさんのお宅訪問、お布団暖めて待ってます。
えっ?そういうのは要らない!?
クールビューチーな奥様より暖かそうなので、バナOKAさんでお願いします!!w