サバクノ一夜[中国中部2014Summer]
バダインジャラン砂漠(巴丹吉林砂漠)という砂漠があって。
中国で砂漠と言えばゴビとかタクラマカン。しかし一度そのお姿(衛星写真)を見たらなんか強烈に個性発揮しまくってて行きたい度 MAX になった砂漠、それがバダインジャラン。衛星から見る広大で巨大な砂丘のウネウネはお約束としてそこかしこに見える湖のように見える黒いシミ。水?砂漠なのに !!
調べてみると黒い穴のように見えるのは確かに湖らしい。砂漠の中に100以上の湖があるんだとか。
さらにここの一番高い砂丘は標高差1600mなんてのもあるとか!砂丘じゃねえし!そして人跡未踏率がかなり高いエリアなんて情報も。
そんなワクワク度MAXな砂漠の最大のポイントが行けるっ!ってこと。探検とかじゃなくて観光で。まじか!行くぜ!
まず当たり前ながら砂漠に入るには要”本気の4WD”。ランクルサファリパジェロレンジローバー等々。
観光地化してる砂漠だとそんなクルマで砂漠ライド的なアトラクションがあったりもするけど、こっちは砂漠内の撮影行をしたいわけで、おまけに一晩ぐらいは砂漠で泊まりたいわけで、マルチコプター持ち込んで撮影したいんだから好きなところに行って停めろ!てなわがままなおれの注文を聞いてくれる素敵ドライバーのチャーター必須。
宿泊に関しては、どうやらここでは一泊するツアーがポピュラーなようで、4WDツアーでクルマ頼むともれなくついてくるみたいな流れが一般的っぽい。砂漠の奥のツアー客用の簡易宿舎かオアシスに住む現地人に厄介になるか。
今回の自分の場合はツアーで通常泊まるところではなくドライバーの馴染みのママンがやってるおうちというか民宿的なとこにインってな流れ。
…
2014年8月某日
早朝阿拉善左旗を出発し500km以上走って到着したのは砂漠のとっつきにポツンと建ってる一軒家。そこで4WDに乗り換えた。
ドライバーはタオさん、クルマはちょっと旧いランクル。
ブッシュなエリアを抜けいよいよサラッサラでフッカフカの砂漠エリアにタイヤの空気圧下げて突入すると…
クソタノシー!
まだ砂漠の入り口だといういうのにまじ楽しい!もうマルチ飛ばさなくていいよ!(嘘ぴょーん)
実はこの日はなんと雨。
このどんよりとした絵は曇りではなく雨なのであった。それもわりとしっかりとした。さすが湖のある砂漠。それでも今年は雨量が少ないらしい。
雨の合間にちょっと撮影するもやっぱり青空じゃなきゃ砂漠ぽさが出ない。とっとと撮影を切り上げ、今日の宿に向かう。お!あれがそうか!うっは、ほんとにオアシスのそばの一軒家だ。
ママンのうち到着。
割と散らかってるのは今旅人用の部屋を増築中なのだそうで、床材やレンガが散乱中。やっぱりどんどん観光化が進んでるようだ。タオさん曰くこの建物の土壁はこの辺じゃ高級建材でお金持ちの証らしい。
本日の部屋にインしてちょっと寛いでるとママン登場。どうやら「晩飯何がいいんだい、あんたら」ってな話し。
このあたりは内モンゴル自治区でそんなに中国語が達者でないママン(ガイド曰く)とそんなに日本語が達者でないガイド(オレ曰く)を介しての決死の攻防戦。つか基本はママンの飼ってる羊オンリーで他(牛とか鶏とか)はないママンの気まぐれレストラン方式。食べる羊の量(グラム数)を大体決め調理方法を決めるぐらい。
しばらくするとゲンブツ持ってママン再度登場。
「この足でいい?ちょっと多いけどさ」ってあとで聞いたら今さっき決めた1.5倍の量になってたらしい。ママン、商売上手!(グラム幾らでご飯代に上乗せ的な明朗会計)
ママンの夕餉まで、オトコ三人は近くのオアシス探検と砂丘登りにチャレンジ。
湖は淡水湖と塩湖があって、ここのもたぶん塩湖。湖はなかなかのミネラルはつらつっぷりな色合い。
メインディッシュの羊がどん(少なく見えるけど羊1.5kgとジャガイモたっぷり)
そして!こんなとこでまさかの冷えたビール!イヤンママン!
乾杯!
ああ、ここで星見たかったなあ
つづく
やばい!見てるだけでもクソタノシーっすw
こんなところの夜景とか、星空とか、月夜の雲海とかクソ高まりますの中二病w
うらやましすぎますw
ragiさん、そんなにこのママンのうちが気に入りましたか!
ママンには15のぽっちゃりしたのと10歳のほっそり系の二人の娘さんがいます。なあに羊の100匹も持ってけば好きなほう嫁にもらえますよ。どうですか?一生、この空の下で、、。
お〜〜〜〜〜w
ちょうど先月とある預言者の方に「牧会者になりなさい、あなたの羊を飼いなさい…」と預言されたばかりですw
う〜む。。。。。。
おおー、なんというシンクロニシティ。…なんか羊違いの気もしますがw まあよし!生きましょう!(ドコニ?)
muuさんお久しぶりです!
この場所muuさん!ここ本拠地にしたらどうでしょうw 羊飼いのリブケージャーとか。
いんや~こんな砂漠で趣味のラジコンバギー走らせたい~ww
>本拠地
何のですか!w
ネットはおろか、携帯電話の電波も近くの丘の上まで上がらないと入らないというのに!ママンは毎日電話するために上ってるらしいです…
まあ本気で住むとなったらもちろん巨大なアンテナ建てるでしょうがw
>趣味の
おお!そんなご趣味がそりゃ最高の、、って何小さいこと言ってんですか!こんなとこ住んだら、ものほんのデューンバギー買うでしょうに!w
やべえ欲しいっすね、バギー。
イイっすね!デュ~ンバギー!
で、デュ~ンバギーに小っちゃいラジコン積んでやっぱり遊んじゃうとかw
とりあえず、やっちゃったもん勝ち的な場所でしょうから未来の移転に向けて巨大アンテナを買っちゃいましょう!ジアゴスチーニ方式で。
今回もびっくりおったまげな映像が撮れたんでしょうね~拝見するのが楽しみで仕方ありませ~ん。
それが意外にやっちゃったもん勝ちってわけでもなく、古いしがらみやテリトリーの暗黙のルールがあるっぽいんです。
(すげえいい景色のとこあったんですが、そういう関係で「このあたりはクルマ停められない」なんてとこありました) マジレスしてどうすんだw
うわー、こんな羊絶対美味しいですよね。
そして砂漠。スターウォーズかゾンビ映画撮りたくなりませんか?撮りましょう!
砂漠はいいですねえ。何でも撮れそうです。そして目の当たりにするとどう撮っていいか分からなくて迷える子羊になれます。すてき!まずは鳥取砂丘で練習だ!>仁太郎監督
羊はうまかったです。これは鳥取じゃ無理ですね。いきましょう!つきあいますよ!w