イッセンゴエ-NAB2014[Zacuto Tripod/DJI Ronin]
NABが始まった。
ああ、今年も行けなかったよ、しくしく。
ネットに流れてくる情報を待つしかない外野が今年の NAB が楽しいのかどうか判断するのはまだ時期尚早なれど、面白そうなトレンドと思しき風が会場を吹いてる様なのでまずはひとつ書いてみる。
2つのこのニュース
全く業種の違うこれらのメーカーが取ったアクションの共通点は”一線超え”
異業種参入とまでは言わないけど、自分とこの技術を使ってかつ自前の販路でそれが売れる機会があるのなら、やったらんかい!とそんな心意気。
よく「この技術あれば、こういうの作れるじゃん、なんで作って売らないのさ」って言うけど、結局作るのは簡単でもそこにお客が、というより販路がなきゃ意味はない。
しかし映像業界ってのは面白いもので、”NAB”(に出展)という切り口から見ればヘリコプター(本物)からケーブル一本まで顧客はフラットなんである。ラジコン屋がプロ用特機作るとか、アルミの治具屋がVitecグループにケンカ売るのなんてのは、NABのどでかくてエネルギッシュな会場(見たことないけどさw)の規模からすれば些細なこと。なんだけど、なんでこんなに楽しく思えちゃうのか!w
Zacutoの三脚はまさかのいきなりな3モデルリリースとのこと。
様子見ってことを知らんのかw
(Zacutoは去年、三脚やらカメラ用dovetailのサーベイをさらっと顧客にやらせてた…)
まあ本気でVitecにケンカ売ってるわけではないと思うけど、Zacutoの一ファン&ユーザーからすればそれぐらいの心意気だと思って眺めていたい。マンフロットとかが出してくるリグ製品見て「うちの庭荒らすんじゃねえ」「そっちがそうならうちもやるぜ」とかなんてかなり楽しいじゃん。
Zacutoはすでに”チームArca”互換に入部済みで、もちろんこのフルードヘッドもそうなはず。ReallyRightStuffに続いての登場となるわけで、Arca党なのにVitecに脚引っ張られるこの状況から今年はいよいよ脱却出来るのかも!という期待膨らむ!
これにつられてRedrock microも動いたりなんかしたりした日にゃもっと面白い。
(とここまで書いといて、「実はSachtlerのバッジ違いなんだよね、てへ」とかだったら怒るよ、ほんとw (実際ちょっと似すぎ))
DJIはある意味、ブラシレスギンバルの老舗というか本家。
MoVIが一人歩きしてその存在を忘れがちな大元のマルチコプター屋Freeflyは、セールス規模が遥かに上なDJIから見ればたいしたことない同業者なれど、ハリウッドからの信頼を勝ち得ている(もともとのマルチコプターで)そのポジションはDJIにとっては羨ましいに違いない。おまけに自分とこが発明&世に出したと言っても過言ではないBrushless GimbalというやつでGame Changerとまで崇め奉られたこの事実。こちらも一矢報いたい。そしてハリウッドでの名声も欲しい。
うんうん、いいねえ、そういう黒々とした思いw
そうして登場したDJIの刺客 ”DJI RONIN”
(ガイジンども、絶対”浪人”の意味勘違いしてるw)
REDいけるパワーとサイズで、お値段5000ドル!やっはーw
なにげにDJI初の汎用Brushless Gimbal。
後出しジャンケンなのは価格のみにならず、オートで設定が可能なATS (Auto Tune Stability)なぞはBG使いのハードルを下げる魔法となってるのかどうか。
DJIは先日リリースしたLightBridgeなんてものもあったりしてそれとのコンビネーションも楽しみ(HD映像とギンバル制御が一気にできる)。またそういう飛び道具を開発する能力がある事実は、映像屋としてほかのカテゴリーにも参戦って可能性も多いにある。
(実際すでに自前でCinemaDNG RAW記録出来るカメラも開発&リリースしちゃってるし)
と書いてて、Blackmagicの正式リリースきた!
あれ、今年もBlackmagicが持ってっちゃうの?w
一線超えた、超えすぎた価格破壊は凄すぎ。
カメラの性格的に自分には不要なれど、どっちもなんだか買っちゃいそうな値段&オーラ炸裂
(何気にBMSCは欲しくなってるw これで録画出来れば良かったのに!)
はじめまして、いつも楽しく拝見させて頂いてます。 現在NABに来ていて、三脚関係は見れてなかったのですが、 「DJI
RONIN」、「BMURSA」&「BMSC」は実際に見てさわってきました。
RONINNはMOVIはM10と比べて重く感じました。たぶんアルミ切削パーツが多い為とおもわれます。制御モーターはMOVI同様ポテンシュメーターのあるモーターを使用しているようで、ひっくり返してもグルングルンならずに位置を保持していました。(意地悪なひっくり返しかたをするとバグります。)
個人的にはMOVI M5のプライスでM10の積載能力が欲しい方にはアリなのかもしれ無いと思います。
BMDの2機種のカメラに関しては、放送系老舗メーカーが鼻で笑いつつも、考えさせられる可能性を秘めた機種だと思いました。実際に人気もすごくて、なかなか触れないくらいの人だかりになってました。
BMSCはローバジェットのネット放送などには最適なソリューションかもしれません。 とにかく安すぎてびっくりしました。
乱筆、乱文ですいません。
SOUさん、はじめまして! おお!会場入りしてる方からのレポートはやはり迫力があります!ありがとうございます!
そうかあRonin重いですか! M5もコストダウンで重くなったとも聞きますのでその辺りは致し方ないんですかねえ。
BM系もやはり人気なんですね! 実物見てえ!
他にも何か興奮するようなものありましたらご一報のほどを!!
(Zacutoお願いします(心の声))
muuさんの心の声が聞こえてしまったので、行って参りました「Zacuto」
三脚はあまり見識が無いので、なんとも言えませんが、軽そうでしたし、パンチルの動きはスムーズでしたよ。ただ個人的にはマンフロットのほうが色気を感じました。2日目だったせいか客も特に三脚に食いついてる様子は無かったです。
ただカウンターで、BMPC用のプロトタイプのグリップを見せていたので、写真UPしますね。
自分的に熱かったのはATOMS のSHOGUN(4K ProRes対応レコーダー内蔵)とSmall HD DP7 のモニターグレーディング&書き出し機能です。
おお!SOUさん、あざーす!!Zacutoの生写真(ごっつい野郎のw)!!
BMPCのこれはリリースにはなかったですよね、熱い写真ありがとうございます。
SHOGUNいいですか。Small HDのも面白そうな機能ですよね。
Z12ってどう見てもSachtlerですよね。プレートもよく見えませんが、V18だったりして?
でも、ラベルの貼り直しではなくて新設計である事は確かで、
今までの位置からカウンターバランスのダイヤルが無くなり、トルクスピードダイヤルの位置にそれらしき物が左右にありますね。
三脚を担ぐ時に肩に食い込む物が無くなるのはいいけど、きっといい加減な助手が左右を間違えるんだろうな。
ひょっとしてZacuto、Vitecに買収されていたりして?
世界中の主要な三脚メーカーが同一資本に支配されているのって機材の進歩や価格設定とかでやはり問題があるのでしょうか?
私にはよくわかりませんが、なんか気持ち悪いですね。
とは言うものの私はすっかりVitec派、というか501PL派です。701HDV, FSB4, FSB8とすべて同じワンタッチプレートで使い回せるので楽チンです。
5D3 とかGH3の様な小型のDSLRにはArcaタイプのLブラケットを装着していますが、簡単な小型アダプターでVitec化してます。
BMDは相変わらず素敵なデザインですね。
私は配置や大きさ、微妙な角度にいたるまでそうあるべき理由がある形が好きです。
それって現場や実戦からの長年のフィードバック無しでは、机上の理論ではなし得ないものだと思うのですが。そういう所、頑張って欲しいです。
全く個人的な話ですが、自分のカメラや機材好きの原点は
カブトムシ、クワガタとかザリガニの姿にいまだに魅かれているって所です。
501PLの滑り止めゴムは柔らかすぎて最悪なので
剥がして代わりに金属片を入れてます。
1-300さん、
いやん、やっぱそう見えます??>Sachtler
だとしたら、ZacutoだけどSachtlerの使い勝手で嬉しいような、いややっぱVitecに成り下がるのは勘弁してほしい!!
>とは言うものの
いやあ、普通にお仕事やってらっしゃるなら全く持ってVitecに与して何が悪い、というか501がいろんなとこで使える恩恵は計り知れないわけで、巨大Vitec帝国に何も悪いとこはないんですが、、いややはりRRSが好きでZacutoも好きでなんて身にはこたえますよ〜。
もうちょっと情報欲しいですね!
501のゴム、ひどいですよね。
互換ハイクオリティプレートでも作りますか!w
https://www.lytro.com/#
こーゆーカメラは muuさん的にはどーでしょう。うちのLabでは今日はこれが話題の中心でした。
daichiさん、ども!
おー!Lytro、新型出したんですか!ぜんぜん知りませんでした。
もちろんすごいと思いますが、動画はまだなんですよね??
動画はまだみたいですね。たしかに動画であれが出来たら面白そう。
これの記事見てびっくりしたんですが、ボケ量(錯乱円)の大きさはセンサーサイズやレンズ開放値によるらしいですね。てっきりソフトウエア処理で幾らでもコントロール出来るのかと思ってました。なんかとっても先進的なのにとってもアナログ的というか光学の呪縛から逃れられてない感じがちょっと残念な感じがしましたです〜。
そうですね。要は全部のRayを記録して、それを後から組み合わせてるという仕組みという事なので。(きちんとは理解してみませんが・・)ただ、記録されたデータは後から料理も可能かと・・。
止まっているけどフォーカス送れるってのをうまく使えば面白い動画が出来そうな気はしますね。まあでもそういうのは普通の写真からでも作れるか(笑) やはり動画版が待たれます!