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提唱♪-デジカメセグメント

Ddd_00 果たして、年間何機種のデジカメが新製品として発売されているのか。

世界市場の8割が日本メーカー製というから、そのほとんどをいち早く買える自分ら日本在住者はなんとも恵まれている。しかーし、その恵まれついでに苦労もある。ナニ選んでいいんじゃい!と。消費者がそうなら、メディアで書いたり紹介するほうもなかなかに大変なことだろう。

もっとクリアにならないものか。

クルマの世界に"セグメント"という概念がある。
BセグとかCセグとか言うやつ。Aから始まってD,Eと車格が大きくなる、欧州車には馴染み深いアレ。
もとは欧州のある調査会社が始めた呼び方だが、いまや自動車メーカー自身がそれ用のプラットフォームを、『Bプラットフォーム』などと呼び、それを使ってハッチバックにしたりセダンにしたりするから、A~Eセグメント呼称は非常にグローバルだ。
日本でこの呼び名があまり一般的ではないのは、ユーザーのクルマ選びの基準が違うからで、日本で"コンパクトカー"というときは、"SUV"や"ミニバン"と言ったカテゴリーと同列に使っていることが多い。いつのころからか、まずカテゴリー(ジャンル)選び、次にクルマの排気量(価格)をチョイスってなのが一般的なクルマ選びじゃなかろうか。まあ、選べるクルマがそれだけバラエティに富んでいるということもあるし、いまだ階級社会的な欧州と総中流な日本の、、ってそんな話は主ではない。

そう、デジカメだ。
この星の数ほどもあるデジカメワールドを、クリアにセグメント分けするのはどうだろうってお話だ。
そうすれば、もっと選びやすくなる。基準がしっかりすると、その中での個性も出しやすくなる。ベーシックがはっきりすると亜流も際立つ。なんて良きスパイラル^^
しかしこう言われるかもしれない、今だって"何倍ズーム機"とか"何百万画素機"ってな切り口でカテゴライズされてるじゃないかって。確かにそうだ、しかしそれはダメだ。どちらもデジカメをクラス分けするには不適だと思う。
その数が増えるとみんながハッピーになるならそれでもいい。
でも『どっちがエライ』ってな格付けはデジカメの場合、『どっちがキレイな絵を撮れるのか』ってな話であって欲しいのに、画素数や高倍率ズームの過度な競争はその大事な『キレイな写真を撮る』ということを忘れがちにしてないか。つか忘れがちなどころかすでにもう置き去りだ。消費者が悪いのか?メーカーが悪いのか?いやどっちも悪くない。誰かを悪者にするならそれは量販店の展示か。もしくはアホなライターが書いた批評記事。
今の技術では1200万画素より600万画素のセンサーのほうがいろいろ優秀だろうし、何倍ズームって言うのも、ぶっちゃけ単焦点レンズがイチバン綺麗なのでしょー?。スペックの間違った提示が、市場を、消費者を、ミスリードしてるんだよね。
"5倍より10倍が偉いんだよねー"、じゃなく"5倍もいいけど単焦点もステキ"ってな風潮にしないとデジカメ業界はやばいのだ。
「おせちもいいけどカレーもね」とことわざにもある。

てなことで、画素数やズーム倍率、高感度ってな機能を数字で表すカテゴライズがヤバゲなのは明らかだ。そんな目でデジカメ達を見廻すと、「わけて!わけて!」とニコニコ顔でいい方法を教えてくれた。ああ、なんて単純。

それは、大きさと重さ。つまりサイズ。まさにクルマのセグメントみたいに。
(ってクルマのセグメントは大きさと重量だけで決まってないけどね)

そもそも、持ち歩いてなんぼのカメラ、ノートパソコンの様に大きさや重量でカテゴライズするのは結構真っ当な話じゃないか。
というか、それは自分がデジカメ選ぶときに、すでにしているカテゴリ分けなのだけど。てへ。

ってなわけで呼称もソチラから拝借して、つまりデジカメ製品群をA〜Eまでのセグメントにわけて見ることを提唱してみたい。

例えば。

まずは真ん中Cセグメント。クルマならゴルフクラスだ。ここには100g後半から200gオーバーぐらいの機種をあてはめてみようか。キミマロズームなんかはここか。使い易いズーム倍率やホールドのしやすいちょい大柄なボディで万人に受け入れられてばっちグー

その上のDセグ。さらに重く大きいボディ。G9のようなマニアックなのから高倍率ズーム搭載の一眼風デザインが目につくネオ一眼などと呼ばれるのがあったりするクラスだ。

Eセグはなしでもいいけど、デジ一眼をあてはめてもいいかも。

対して小さい方のAセグBセグは100g台中盤ぐらいまでのいわゆるコンデジメインストリーム。IXYもLUMIXもμもCOOLPIXもFinePixもCybershotもそれぞれの売れ筋がここに集結。スタイルやコンセプト似た機種多くAB一緒でもいいような気もするけど、あえて分けるのは、昔の薄くて軽いエクシリムやサイバーショットの復権を祈りたいから。100g前半or以下がAセグってわけ。

どうでしょう。
ぐっちゃり1つになってしまったコンデジという括りを再構築、再定義してやると、淘汰されていったユニークなコンセプトにもう一度光があたることもあるかも知れない。さらにそれぞれのセグメントが周知される様になれば、そのセグメント内での差別化に走るようになり、今以上の活性化も。そんで一番大事なことは誰のメリットにもなってないスペック主義に歯止めがかかるかもってこと。

どんなもんでしょ。どっか始めてみない??^^

 

 

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