第三機材 [Quaternium Spidex Pro]
SKY-HERO SPY、TBS Discovery Proに続く旅対応な第三の機材(マルチコプター)が、おれの第二の故郷(言うはタダ)スペインはバレンシアからやってきた！その名は Spidex Pro
志しは買うけどそのチープな見た目をなんとかして出直してこいよ、と思うぐらい眼中になかったマルチコプターを出してたQuaternium(持ってる人ゴメンサイ！w)
機体の構造に込められたその思想は実によく分かる。
でもコレは買えない！あかんやろ！出直してこいや！と思ってたらそれがほんと見違えるようになってやってきた。それもまさしく自分が欲しかったサイズと機能で。こ、これは、やべえ！！
Quaternium Spidex Pro
華奢な感じはするものの、全くもって洗練されちゃって！
パープルのCNCパーツも素晴らしい。
旅対応機というわけで、もちろんFoldable
ツールレスでブームを一本一本格納していけば、、
しゃっきーーん！
バックパックでもハードケースでもtoGoしてくださいませご主人様、と全身で訴えてくる艶姿。よしよし世界中連れ回してやる。
…
しかし、せいぜいパープルのCNCパーツが心に響くぐらいで、SKY-HEROのような極太のカーボンチューブもFRPカウルも見当たらないちょっぴりひ弱でキャッチーさに欠ける外観なのになぜそこまで惚れ込む？ってそれはもうまさに”「BMPCCエアリアル」な旅機体”が欲しいと思ってた自分にどハマりすぎな機体だったから。
そのフットプリント的シルエットはDISCOのようながら、、
実はデカい！
まじデカい！
スパン、堂々の780mm
面積比で言えばDiscoのほぼ4倍
つまりそれ相応のペイロード=カメラ＆ギンバル
そしてこの前寄りにオフセットされたボディレイアウトからも分かるように機体先端部には、、
カスタムビルドのBrushless Gimbal！
イエア！！
“BMPCC用のDiscovery Pro的なもの”を作りたいって言ってた自分だけど、つまりバレンシアの田舎モンは(失礼！おれバルセロナっ子じゃけ)そんなものをまんまブローアップで作っちゃったという！やるやん。
(Team Blacksheepを引き合いに出してるけどもQuaterniumももともとGoPro対応機をやってるのでそれのブローアップ版という理解が正しい)
この専用のBrushless GimbalはNEXクラス以上、公称ではGH3もいけると言っているパワーとサイズ。そこから等比例的に導き出されたマルチコプターサイズがこれなんだわと言うわけで、このシンプルな発想は馬鹿っぽくてよし！
でもここまでならSPY改でもいいんだよ、SPY気に入ってるし。
Quaterniumの機体の最大のウリは”Isolation System”と喧伝してるこの構造。
メインボディ上部にダンパーでフローティングされた、まさにリグな構造体。
その前端にBrushlessGimbalががっちり固定されて、後ろ側にはバッテリートレイがあってカウンターウエイトとして機能。つまり前後でバランス取れたリグが中心部でダンパーに荷重されて保持されてって、こ、これは振動抑制と堅牢さが見事に両立した理想の構造かも。
旅機なライバル、SPYとの比較
そもそもの機体サイズがデカいのでSpidex Proのほうがやっぱりデカいが、薄さはこの通りSpidex Pro圧勝。
まあ、Spidexのほうはまだランディングスキッドがついてないので、なんか考えないといかんのだけど。
改めてGimbal付きBMPCC付きで全容を。
まさしくBMPCC用DiscoPro！
(何度も書くけどQuaterniumにもGoPro対応機があるのでDiscoの真似じゃないw)
プレオーダーを前からしてて、まだ？まだ？ってしつこくメールしててある時「そろそろ送るからお前カメラ何だ？」って聞いて来てわざわざ何だろう？と思ったら、、
届いたSpidex Pro見てビックリ。
なんとBMPCC専用のGimbalケージ同梱！やつらカメラごとにマウント用意しやがってた！
これはかなりのサプライズ。
どうやらBMPCCの他にもNEX5,GF2,RX100は専用ケージを用意してるようで。(現在はWEBでオーダーする時に”汎用”かそれらか選べるようになってる)
で、さらにサプライズなことにそこにGH3の名もリストにあったんだよねえ。それ知って速攻「それもくれ！」「いいぞ」ってなやりとりして金は払ったんだけど、届かねえ…w Quaterniumのサイトのリストからも消えたとこ見るとGH4待ちか？それともやっぱりウエイトオーバーか…
ちなみにこのケージ、うまくバランス取れないムード。なのでまだコントローラーにも繋いでない。あんまり手放しでは喜べんw
…
そんなわけで、去年の12月ごろにエントリしてた『BMPCCでエアリアルなのをSPYベースで、春野菜を添えて』なメニューはお蔵入り決定。
あんなエントリー書きつつ実はすでにあの頃浮気していた薄情モン。
ちなみに。
このブログの流れ上TBS Discovery Proを引き合いに出してるけど、さっきから何度も書いてるようにQuaterniumにもちゃんとGoPro対応機がある。そのSpidexもV3としてProと同様なスタイリングですでにリリース済み。コンセプトはまさにTBS Discovery Proとがっぷり四つでしかもフォールディング機。専用Gimbalに上述のIsoration Systemも装備……DiscoProから浮気するには充分な出来…w
やばいね
次回、もうちょっとスキモノ寄りな続編
12 Comments
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いつか
「Muuさ～んこれ買ったよ～」
「いいでしょ～」
って出し抜いてみたいものですｗ
何言ってんすか、いくらでも出し抜けますよw
おまけにマシニング出来る環境あるんですからそっちでもいくらでも…w
出し抜くにはオリジナルしか無理か・・ｗ
でもそろそろうちも空撮機材考えないといけないかもです
GISデータとの連携を考えてるんですけど
マルチコプターか飛行機か・・
一回相談にのってくださいｗ
>GIS
ホビーでアレ系じゃなくて、業務なのですか。なんかいろんなことやられてますね、スゴいですね！
ってか相談なんかされても無理でしょう、おれw
Goproでラジコンヘリ始めようかと思っているものです たまにサイトを拝見してうらやましく思っています
日本国内でカーボン素材のそろってる店舗のあるショップってありますか？
知識がないので実際にモノがある場所を探しています
お、最初から自作ですか？いいですねえ、そういうのも。マルチコプターは簡単ですもんね。
リアル店舗ってことですよね？
ホビーショップの品揃えは少ないと思いますよ。そういうとこ以外でCFRPの素材売ってるとこはありますが店頭でモノみれて買えるところってのはちょっと分かりません。
自分はほとんど中国からの通販です。
国内の価格はびっくりしちゃいますが確かにいいもの扱ってるとこはいいんですよね。仰るように通販じゃ分かりませんよね。
動画ではなく写真派ですが、いつもフラーっと読ませてもらってます
…がつい先日ムラムラっときてNEX-VG30とFlycamCF5を購入してしまいました
もちろんMuuさんのVG-10に関する記事も読んで購入の後押しをしてもらいました
そしてまだVG30が届いてもいないのにGoproのHPを眺めては消し眺めては消し…どれもこれも黄色い師匠とMuuさんのおかげです笑
どもです。いつもフラーっとありがとうございます！
VG10ってネタ書いてましたか！
昔のエントリはこそばゆくて本人は読めないですw
GoProも逝きましょうよ。次眺めたら消さずにポチっと、ですよ？いいですね？
＞のおかげ
おかげではなくて、”せい”ですよね？特に黄色い兄貴のほうはw
こんにちは、出来ましたね！続編楽しみにしています！！R兄貴と先日荒川でマルチを飛ばしてきました。
どもです、Yuさん！
兄貴から聞きましたよ、まさかこのYuさんがあの方だったとは！w
ええ、出来ました！
しかしご覧の通りRxも場所が決まってないほどに”仮”な状態なんですけどもw
GCやらVTxもキレイにまとめたいし、時間がなくて本稼働までにはまだまだ時間がかかりそうです。
muuさん、このマルチなかなかシンプルで良いですね。
パーツ足したらBMPCC用の肩乗せRIGにも変身しそうw
でもカブトガニSPYが可愛く見えるのは何故？
シンプルってのはいい言葉ですね。雑な機体はそうは見えないし、そう見えるってことはいろいろ気を配って出来てるってことですもんね。
そのまま通常のリグにトランスフォームするってのは面白いアイデアです！ただし60mmでもΦ15でもないので普通のリグパーツは一切つきませんw
＞SPYが可愛く見える
いやそうでしょう！他機にポジションを奪われてるこの状況が一層不憫でよけい可愛く……w