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マンフのアルカ![Manfrotto Q6/MSQ6]

春からGネタばかりで季節はすっかり夏!というかもう8月じゃん…そろそろ普通のカメラネタが恋しくなってきたので、円安にも関わらず健気に毎週のように届いてる海外からのお届けものの中からひとつ。ちょっと気になる Manfrotto 製品が海外でリリース。なんとManfrottoがARCA-SWISS互換プレート&クランプシステムを!おまけにただのクランプじゃないなんかギミック付いてる?!こ、これは、買わねば!

記憶が及ぶ限りにおいて、ManfrottoにARCA互換プレートらしきものはなかったはず。
というか数多のカメラプレート規格を輩出、もしくは牛耳るVitec帝国において、ARCA-styleなぞは反乱分子の烙印すら押されないハナクソみたいな存在だと思ってたのに、そうか、出したか、、、うはははは!
(ってまさかARCASWISS、Vitecに買われてないよな??w)

リリースはたしか6月。日本ですぐ出るかとちょっと待ってたけど、全く音沙汰ないようなので待ちきれなくて、ポチ。

プレートの規格名は”Q6″

アルカと謳わずに、でも内緒だけど実はアルカスタイルなんだよーん、ってな大御所にありがちな斜に構えた態度ではなく、ちゃんと

Camera attachment plate for use with Manfrotto’s Arca-compatible Q6 Top Lock quick release system, developed to offer photographers a fast, easy to use and very secure quick release mechanism suitable for heavy pro camera equipment. The plate has a redesigned screw, which can be tightened to your camera in a number of different ways: by hand, using the special flip-handle; using a coin, inserted into the wide slot; or with the supplied allen key for maximum stability. The plate is also compatible with Arca-style systems from other manufacturers.

と堂々と明記。

しかしなぜいまw

で、ギミック大好きのManfrottoがただで出すはずもなく、ただじゃない仕掛けというのが”Top Lock quick release system”

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がちゃん&ぱちん!と言えばもう分かるあれ。
上からプレートをクランプに押し付けるだけで簡易ロックがかかるやつ。
こ、これは、多くのアレとかアレなカメラプレートを手放せないアレとかアレ使いを、一気にアルカへ入信させる最終兵器か?!
「ARCAってさあ…」と敬遠される最大の理由が、あのクラシックなクランプスタイルなんだろうけど、そのアルカに白バイ野郎ガチャン&パチン!
マンフだけど気になるじゃん。たまにはやるじゃん。
やるじゃんVitec帝国。失望はないよな?

 

まずクランプから

manfQ6_01

持った感じはかなり軽い。105g。
RRSの同サイズのクランプの2/3ぐらい。

水準器も3方向付きでなかなかいい。

ただし、底面が水平じゃない!

manfQ6_03
おまけによくみりゃ、固定用の穴も貫通タイプでネジ切りなし。マンフのボールヘッドの専用品として作られてるので汎用性の考えまったくなしw
ああ、おれの機材じゃ使えないw

 

で、”Q6″プレート

こっちには特にギミック無しな普通のARCA-Styleなプレート。大きさはこんな

manfQ6_04
右のがフルサイズ用のカメラプレートなんでDSLRぐらいにちょうどよさげ。ミラーレスとかにはちょっとでかい。そして他のManfrottoのプレート同様ちょっと重い。

裏側

manfQ6_05カメラネジはこのタイプ。
(501には使えなかった)

裏面にフェイルセーフ(脱落防止)ピンがないのは、クランプ側のピンがその役目をしてる。

使い心地はというと、なかなかいい。

manfQ6_06

 

かちゃん、ぱちんと、まあマンフ特有の大量生産的軽すぎるフィーリングはあるものの特に問題無し。
スクリューノブも反回しほどで、赤いリリースボタンが押せるので、確かに脱着は早い。

 

ひとしきり、オリジナルセットで遊んだあとは、そりゃやるよね、な互換テスト。

manfQ6_07

しかし…

 

え?

え?

え?

えええーー!?

なんと、うちのメイン使用の子達、ほぼ全滅。。orz

オッケーだったのは、本家ARCA-SWISSのプレートとそこに限りなく近い(自分はメインで使ってない)トリマキ達。

manfQ6_08

 

何がどうダメかというと、カチャンと奥まで押し込むとスプリングの効いたクランプの爪がパチンと戻って仮ロックするはずの機構が働かない。つまり爪を押し込んだままになっちゃう。

RRSもKirkWimberleyもZacutoもPhotoclam&エトセトラはだめ(追記:KとWが別のノーブランドのとごっちゃになってて保留)で、いいのは本家ARCAやACRATECやSIRUIやSunwayfotoやNovoflexといった、御本家準拠や若干幅が細めなのがオッケーという結果

やっぱり罠が。。。

いや、ARCA準拠で御本家にぴったりなのは褒めてあげるが、Arca-styleが価値があるのはRやKとかが出す膨大なカメラ専用プレートの存在なはず。そんなエコシステムが成り立ってるところにカメラプレートではなく新規性のあるクランプを後だし投入するんだから、何が大事か、いや、ちょっと考えたら分かるじゃん、もうw 残念ながらアルカファンとしては無視していい製品の烙印を押させていただきやす。ぽん。
ほんとマンフって満足感ないわー

しっかし、くっそー、Vitecめ!
(怒るのお門違いw)

3 Comments

  1. まじですか…
    Kirkのプレート使いとしてピクッと反応したのですが、見なかった事にしました。
    うーん、互換って何だ互換って何だ~。

    • いや、うちの子がダメで、もしかしたらバナOKAとこの子はいいのかもですよ!ぜひ買って試してやってください!
      つかそっちは店頭に並んでるんですよねえ、いいなあw

    • バナOKAさん、Kirkと思ってたやつがノーブランドと判明w
      真偽のほどはお任せします!

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