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デザインノチカラ

Designpwr_00 風邪ひいた。ぐずっ。

海の向こうじゃiPhoneが今週末発売だ。すでに5thAve.のAppleStore前には人が並んでるってYoutubeで見た。いいなー。何がいいって、とりあえず買うものがあることがうらやましい^^;

そういや最近、心躍らされてモノを買った記憶がない。(この場合はデジタルガジェットで)
デジカメにしろPCにしろ、多少のスペックアップやカタログの隅っこに書いてある機能見たさに買うことあっても、新製品情報見て『キター!』ってなノリが皆無だ。
感度が鈍くなった?老いた?ウツ?
まあ、お金使わないのはいいことだけど。

 

韓国のiriverの新製品、『UNIT2』のティーザーサイトを見た。
ちょと胸が高鳴った。
ハードのスペックも分からず、写真だけでどきどきした。
ああ、そうか!そうなのだ。
最近なにか足りないと思ってた。やっとわかった。『デザイン』だった。
そうか栄養足りてなかったのか。

例えば、ケータイ。
そもそも、『デザインケータイ』なんて言葉があるのがおかしい。
どんなケータイだって有名、無名にしろデザイナーはいるのだ。特定の旬なグラフィックデザイナーとか捕まえてきてやらせて『デザイン』だと言われても。いやそれが悪いとは言わない。こういうビジネスがまかり通ってしまう状況に憂いてるのだ。つまり世の中のほとんどのケータイのデザインがク○だから成り立っているってことでしょ?

そんな気持ちでもって家電量販店をうろうろすると、まあしょぼいデザインのモノの多いこと多いこと。
ああ、言葉が悪いか、どれも無難。
いつのまにこんなになったのか。少し前はもっとトガった商品がいっぱいあったような気がするのは気のせいか?
市場が成熟するとこうなるのは仕方がないとも言う。
デジタルな機器の売り上げを増やすためには、これまでそういうものを買ってこなかった人、OLやおばちゃんやおじいちゃん向けに売りたい。結果無難というかマス狙ったデザインになってしまう。でも、みんな揃ってそっち向かなくてもいいじゃない……。

いや悪いのはメーカーだけじゃない。買うほうもか。

おばちゃんはお店でこう言うのだ「"何倍ズームで何百万画素で手振れがしない"のはどーれ?」って。
実用品なのだ。
その隣に世界一薄いデジカメがあっても、エモーションでそっちには飛びつかないのだ。
だからお店では、同じようなものがいっぱい並ぶことになる。市場原理にのっとって。そうなるとまた買うほうも見た目で選びようがないので、スペックで選ぶ。
負のスパイラル突入。

ケータイ業界はもっとひどい。
「二つ折りなのは?」「薄型はどれ?」
一人歩きしたワードが売り場を席巻する…。
キャリアが悪いのか、ユーザーがいけないのか…。

違うのだ、そんな最大公約数的実用品なんて買いたくなんてないんだョ。
世界一薄いとか、完全な透明素材採用とか、よくわかんないけど一目でスキになるものをさ、欲しいんだよ。
デジカメが一部の人向けだった頃は、どのメーカーも激しかったよね。尖ってたのいっぱい出してた。ああ、魅力的なものに出会いたい。もっと煽情してくれ~!(笑)

さて、そんな憂いを言葉にするきっかけになった『iriver UNIT2』
煽情されたのはじつはその本体じゃなく付属品の『キーボード&リモコン(&受話器)』のほう。

Designpwr_03

「通常は縦型のリモコンなんだけど、文字打ちたいときはパカって開いてワイヤレスキーボード」のようなんだけど、デザイン秀逸すぎ。
Designpwr_01
このままのデザインでスマートフォン作れませんか?iriver。
やるな~韓国デザイン。

 

トップの写真は同じくiriverのミッキ-型プレイヤー『MPlayer』。
UNIT2のサイト探してたら見つけた。
Designpwr_02

メモリは何GB?とかそういう話の前に写真見てたら欲しくなってきた。

つまりはそういうことですよ。

 

5 Comments

  1. 風邪大丈夫ですか?
    お大事に~。
    携帯のデザインは、ほんといけてない。
    私が数年前の古い機種を使い続けているのは、「欲しいと思える携帯がない」から。
    …と、このブログを見て気づきました。

  2. 風邪、心配おかけしまして。大丈夫ですヨ。 通話とメールだけならこの数年なんの進化もしてないですからね、ケータイ。変えなくてOKですね^^

  3. iriver Mplayer

    ああ。こういうのありだなー。

  4. うーむ、難しいですねぇ。
    日本ではデザインという言葉が変に広告的に利用されてしまった経緯もあって、デザインの本質を理解している消費者はあまりいないのではないでしょうか。デザイナーズマンション、デザインケータイ・・ちゃぶ台ひっくり返したくなりますよね(笑 そうした特殊な世界と化してしまった日本のマーケットという巨大な渦の中で、マスプロに関わるどんなクリエイターも心に葛藤を感じているはず、、なのです。

  5. >葛藤
    そうなのでしょうねえ。
    本質までいかなくても、もうちょっと欲あってもいいですよねぇ。日本人ってもっとミーハーでうわべだけOKだと思ってたんですが。みんな気持ちがデフレなのかな(笑

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