ABS樹脂黄変除去プログラムその2[Retr0bright]

ただいまー、がちゃ。に、におう！漂白剤のにほい！なかなかの充満っぷりw　”ワイドハイターEXパワー”は「こ、これ、ただの漂白剤なんだからねっ！ハイターなんだからっ！」と意味不明な弁明が必要な”ハイター臭”でないのがせめてもの救い。
ってことで、結果報告的な 似非Retr0bright “その2″。

“古Mac、漂白せずとも味深し”
と平安の歌人も詠んだ通り、黄色くてもそれはそれでキャラ立ってカワイイって見方があるのは当然。でも、でも、見たいのさ！昔見たあの姿を！おばさんになってしまった隣の(中略)、ABSのお前なら可能！ってなのが前回のサマリー(たぶん違う)

 

最初。
（全体の流れは昨日のエントリーで）

 

左の色があんまり黄変してないADB Mouse IIは参考用。真ん中と右が被験者のADB IとII。

ADB mouse Iの飴色っぷりはSE以前で見られる油断すると愛着湧いちゃう色。右のIIの色はこう見るとなんか汚い。このままエージング進んで左の様になるのか汚いままなのかはよく知らない。
(色分かりやすくするためにアンダー気味で撮影)

 

15時間経過時のPETが紫外線を通さないことが発覚したときに撮った写真。

うっひょう！すげー！

とこの時点でも叫びたくなる。でもまあ、いろいろ先人のブログをすでに見すぎちゃってたせいもあってこれじゃあまだ感動しない。でも初めてこれを目の当たりにしたら涙出たに違いない。だって何やっても元のようにならないってのがABS黄変の定説だったわけで、もうこれは悪魔と契約したレベル。もしくは旅の途中の国家錬金術師と出会ったか。

かなり脱黄変が進んだようだけど、ADB Iはまだ黄色い。内側のほぼ劣化が進んでない部分との差は明らか。

 

これ以上いくのか！？いかないのか！？

例の特殊集光(略)ボウルに移し替えて、あと２日ほど放置してみることにする。
ちなみに、ここでADB IIの戦いは終了。

 

ところで。
国内でワイドハイターEXパワーを使った記録では最初は一気に進むけどそこからが長いらしい、というかやればやっただけ効果が進んでいったとか書かれてる(数日という単位で)。　一方オリジナルレシピのRetr0brightは一日もやれば十分てなこと書いてあった気もする。ということは整理すると過酸化水素の低含有は単に反応速度を遅めてるだけでなくて、そもそも反応が進んだ時、時間経過とともに必要な成分が失われてて、後半は無駄に時間がかかってると解釈すべき？つまり無駄に時間かけるより”液”変えろ！ってこと？

家庭用の液体酸素系漂白剤がどれくらい過酸化水素を含有してるか調べると、だいたい3〜5％ほどらしい。6％以上になると劇薬指定になるので、ワイドハイターEXパワーはワイドハイターの強力版ってことから５％はあるのかもしれない。ちなみにオキシドールが2.5％~3.5%らしいのでそれよりは強力なのは確か。でRetr0brightは10〜15％。

 

…

 

そんなことを思いつつも、時は経過して42時間…　よし出しちゃうか！

 

 

ォ？！

比較用に露出をアンダーに撮ってたのを適正に。

オッオオーーー！

白い！Snow white！Platinum！

両サイドのADB IIよりホワイティー！

裏と比較してももうこの通り。

もう一度最初の状態と比較。

すっげー。
久しぶりに化学の力を目の当たりにした気がする。
もう一回言っとこう。すっげー。

組んで終了。20年前のマウスが新品のようだ。うはははは。

ってことで、”ワイドハイターEXパワー”スゴい。

おわり、、、じゃなくて実はこのネタ、ほんのちょっとだけ続く。