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Intel inside Mac

『It’s true』
itstrue
eの「下がり」が泣かせます。
とうとう、発表されました。
AppleのIntelへの移行。
これをどう見るか?MacがMacじゃなくなる?AppleはMicrosoftみたいにソフトウエアメーカになっちゃう?Winマシンの波にもまれて消滅しちゃう?
うーーん、きっとどれもNoでしょう。
乱暴に言っちゃうと、IntelってWintelという言葉からも想像できる通り、Windows(=Microsoft)と同義な言葉。なんかAppleが軍門に降るような出来事のようにも思えちゃう今回の事件。
でも、Macっておよそ10年程前にもこれと同じことを経験している(もちろん私も)。Motorolaの68000系からIBMのPowerPCへの移行である。
あのときはCISCからRISCプロセッサへの移行に皆(うそ、メディアが)、コンピューティングの未来を語ったものである。でも結局x86系に対して素晴らしい優位性を見せたとは思えない(少なくともパーソナルユースでは)。10年経って何かがハジケタ印象は皆無。
ハードウエアとしてもう一つ語るなら、Macは非常に緩やかにWindowsのプラットフォーム(の一部)を取り込んできた。SCSIを止めてIDEに、AppleシリアルをやめてUSBに、拡張ボードの規格NuBusからPCIへ。そしていつのまにか、昔はMac用と明記されなかったら動きもしなかったPC用パーツが一部のPCIカードを除いてほとんど機能する時代になってしまっている。
初めて、WinPC用のHDを買ってきて自分のMacにインストールしたあの背徳感。全てのパーツにAppleマークが入ったMacの筐体に、バルクで買ったブツをいれた、あの違和感。それもいまはむかし。
見よ、Macminiの販売戦略を。
  BYODKM
言わずと知れた『Bring You Own Display, Keybord and Mouse』
あなたの持ってるWindows用の機器がそのまま使えますよってことだ。
Macminiの登場は今この事件を予見するに充分だったのだろう。
そして、miniは売れた。CPUがG4だろうがPentiumだろうがしったこっちゃない人たちに。
いまさらCPUがWindowsと一緒になってなんの不思議があろうか。
そう!Appleは知ってしまった。
必要なのは、Appleマーク(築いてきたブランドとデザイン)とOSX(あ、あとiPod)。PowerPC G6でもG7でもないのだ。
そして、それは我々ユーザーになんの不利益ももたらさない。
しょせん、PCマーケットでシェア3%。いまさら恐れる必要のないのも事実。
でも、忘れるな、Appleよ。
Appleの歴史はマイノリティの歴史でもあったことを。コアなユーザーやオタクがいてこそであったことを。
あんまり洒落て(スタイル)ばかりじゃ、嫌いになるからなー。

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