スマトラ沖地震とランカウイ島
ただいまです。行ってきました。
マレーシアは西岸北部のランカウイ島。
行く前は、いろんな意味で果たして行って大丈夫なのかと思いましたが、結果は行って正解だったと思ってます。
未曾有の被害を出したスマトラ沖大地震。地震国わが日本も人事じゃあないです。ランカウイはスマトラ島に遮られぎりぎり無事だったようです。現地の人の話ではここランカウイでは死者1名、それも足が不自由な方だったそうです。それでも震源地側のビーチはかなりの建物やビーチ施設が破壊されたり、流されたりしてました。
行ってよかったと思うのは、ふたつ。
一つはこの大災害の報道で多くのキャンセルがでたそうです。現地にとって観光収入はなくてはならないもの。ここランカウイでは災害的には軽微な被害だったものの、北部のプーケットと同一視され、観光客の客足が遠のきました。我々は、よく来てくれたと感謝の言葉を頂きました。それだけでなんだか嬉しくなりました。
もう一つはこの災害に、日本にいるときよりも、より近くによれたこと。(自分に力とチャンスがあるなら、もっと大変な被災地に行きボランティアしたいぐらいなのですが。いやすみません言葉だけですね、、) 軽微と言われながらも潮があがった海岸沿いの建物のなかはぐちゃぐちゃになったようです。大切な家財が建物の外に積み上げてありました。貴重な家電製品などはすべてがだめになったと言ってました。これで軽微なのですから、大きな被害を受けた地域はいったいどうなってるのでしょう?
また、ローカルのTVではほぼずっとこの災害の状況を流しています。日本のニュースでは流されないこの災害の真の姿が。山積みの死体を荷台に載せ運ぶトラック。ブルドーザーのような重機で巨大な穴に処理される死体、死体、死体。呆然とする人、泣く子供。。。
被災地の端っこに身をおけたことは、この災害を自分に起こったことして捉えるきっかけになりました。
ホテルの前の海は多くの被災者を出したあの凶暴な海と同じ海です。
いまはとてもきれいで静かな海でした。
でも、この海の向こうではまだ不幸は続いているのですよね。
なにかせねばね。