ウチ史上最大口径Mレンズ [TTartisan 90mm f/1.25]
またまた中華から面白げなレンズが出てきた。本家を超えるスペックで登場なTTartisan 90mm f/1.25
LeicaはSummilux銘で90mm f/1.5を2019年に、Noctilux銘で75mm f/1.25を2017年に出してて、それぞれ税込170万円越え(また値上がった!)。もう欲しいとも思わないように脳が自動的に情報シャットダウンする結構な御点前なお値付けだったわけですけども、TTartisanの今回のこれはそのネーミングルールに乗っかれば、ノクチ90mm。で10万切り。遊べそう。
Noctilux 75mm出したときLeicaは”その被写界深度はNoctilux 50mm 0.95を超える薄さ”と言ってた気がするので、90mm f/1.25はそれをも凌駕するスペック。
5月14日に中国国内販売開始と TTartisanの本家サイトにティーザー出てて、ポチしなきゃと思ってたら、その2、3日後に国内代理店の焦点工房からも5/25に国内発送開始とアナウンスされて、税込93,600円。本家は$769で売ってるので相変わらず国内価格はちょっと高いねえと思ったのだけど、すぐ届く確実性取って国内販売物を入手。
SONY αで使ってるAF-S NIKKOR 105mm f/1.4がほんとに好きすぎて、それっぽく使えるレンズがLeica Mでも欲しいなあと思ってて。まあ結論先に書いちゃうとそんなことは微塵も期待しちゃいけないレンズだったのだけど、このレンズのキャラには割と好意的なのがファーストインプレッション。
Cosinaのレンズにはあんなに辛口なのにどうした、おれ!
レンズ単体のキャラ以上にレンズスペック的なことに興味が大アリ。
なのでまずは、そのBokehマスター105パイセンと錯乱円画像で一杯やる。
被写体までの距離(被写体ないけど)を1mにした時のボケ。
最後の一枚は試しにレンズの焦点距離分クロップしたものだけど、クローズアップ分まで被写体によること考えると実際はもっと大きくなるはず。ただまあこの場合は最短1mでの玉ボケなので実現出来る最大サイズではある。
改めて感じるパイセンの信頼感。サイズもそうだけどボケが真円でいてくれてる中心の範囲の広さとか玉ボケにならない所のスムースさとか。TT90/1.25は中心外れるとすぐ欠ける。ただまあいわゆる玉ボケに変なクセもなく、1mの距離でこのサイズが出るのはさすがこのスペック。
通常の使用シーンでは被写体を同サイズに撮ろうとすると105/1.4と85/1.2は同じぐらいのボケ量(数学的に)らしいのでこの90/1.25も似たような感じになるのではと推測。
早速開放でボケボケ写真を量産するのをグッとこらえて、開放での無限遠界隈の解像度の実力チェックしてみる。
TTartizanのサイトに載ってるこのレンズのMTFチャートがまあまあ立派でホントかよ!って猜疑心、否、好奇心を満たすべく仕事帰りに東京湾沿岸で日々働くキリンの所に寄ってみる。
開放でこんな被写体撮る意味はない。あくまでレジャー!
真ん中あたりを拝見
立派!
そしてわかるピンの厳しさ!
手前のクレーンのハシゴあたりに合わせたつもり(ちゃんとEVFで)だったのに、ピンはどうやら向こうのクレーン?!
近く寄る
こんな絵をf/1.25で撮ってシャープだったとしても「嬉しい!」なんてことは微塵も思わないけど、ノクチのスペックだけを追いかけた黎明期の中華レンズとは比べようもないぐらいな進化を確信。
自分的なポイントは、被写体にもうちょっと寄ったあたりから。
そうそう、この辺。
105パイセンはこの距離でも絶妙な立体感、空間描写をアーティスティックに紡ぐんだよなあ。そこまではやはりいききれてない。
こんなコンポジット&ヘビグレ用の素材でも開放で十分な解像感が開放で得られるのはマジ立派!
ただ最初のショットでわかるように周辺減光がなんとなく汚く感じるのは残念なポイント。輝度落ちてるのはいいとしてなんというか彩度もがっつりいっちゃてる感じ?
事前にスペック見てて思ったのは、あ、球面レンズなんだってこと。
するってーと、あれかな?こういうことかな?ってことでその辺のプランターに生えてた植物を最短1mでキャプチャー。
ふははは、ぽよぽよなハロがハロー!
いやほんとにRAWで何もいじってない。かなりストレートな現像。
おもしろい。
ハロっててもちゃんと解像してるし。
TTartisanは高性能に振ったレンズを非球面レンズ使って複数出してるので、あえてここで使わなかったってのはなんかちょっとしたメッセージを感じちゃったりして。このハロも伝説のレンズをオマージュ?とか。
なので遠望の開放ショットに”ぬけのなさ”を感じたりしても、きっとそこは狙ったとこではないと見てあげよう。
お茶碗もう一杯ぐらいいけそうなので、続く!
ご無沙汰しております。「ダミーオスカー」と「ハロがハロー」が私の心の琴線に触れまくってしまい、我慢できずコメント失礼致します。TT兄弟artisan良さげですね。確かにコシナには厳しかったような記憶がございます。次回、90/1.25の最恐なる美麗な画と私の大好きな105パイセンも出てきそうな予感しかしません。もう、ワクワクするぅっ。
Kazutoshiさん、お久しぶりです!
アイヤー、ゴメンなさい、ダジャレ検定8級クラスなネタで釣ってしまいました。しかしダミーオスカーはかなり歳バレしちゃいますよ?GORO…わたしのセイ春です。
実はパイセンとの比較ショットそんなに撮ってないデス。いやどのぐらい違うか自分も興味あるんでやります!次回はTT兄弟の普通なショットで誤魔化しますので暖かく見守ってあげてください。
追加発注みたいな事になってしまい申し訳ございません。また、ありがとうございます。物凄く楽しみです。やった〜!!以前にもコメントさせて頂きましたが、muuさんの画は私の理想と言うか憧れの画なんです。私の場合、写真歴は無駄に長いんですが、この写真は綺麗だとか美しいとかしか言えず(稚拙)、またある特定のレンズやカメラの特性や良し悪し等を、定量的に人に伝える事が出来ず(知識不足)、今でも10年以上愛用している5D2の撮り方がわからなくなる時があります。
muuさんの画を観ていると、豊富な知識と経験に裏付けされていて且つ、唯一無二の卓越したセンスとテクニックがその画に込められていて、観る側の心を打ちます。また、その場(画)を最高に盛り上げる文章能力&情報伝達能力。素晴らし過ぎます。なんか熱くなって長文失礼しました。GORO。激写シリーズなんかもありました。確かにセイ春でした、、、。
Kazutoshiさん!!こんなステキなあげかたってありますか!もう嬉しくって心にグッと来すぎて泣いちゃってます!およよよ。
正直言ってそんなに持ち上げられるほど知識も経験も無いんですけど、でも嬉しいです!ほんとありがとうございます!褒めちぎられすぎてプチパニックして語彙力低下してます!笑
で、今アップしようとしてたTT90mmのテストショット見てまずいと思いました。思っちゃいました!やばい。
ちょっとほとぼりすぎてからあげようかな^^;
今後ともよろしくです!まだまだセイ春を一緒に謳歌しましょう!(パニクってる)
105パイセンごいすですw
ragiさん、ども!
丸ボケしか出してないのに!パイセン、すごっ!