単焦点好きのための街用カメラバッグというもの 2020年編-3

少し過ごしやすくなって来て裸エプロン(今年デビュー)の季節も終わりっぽい。予告通りにテキスタイル編。

DIY をいろいろやってると、布系に強くなれると作れるものの幅広がるよねと思いつつ、そうそう簡単にスキルは高まらず。7年前にも同じようなことを言っていた。ただ今回は先行して作っている木枠に布を張り込むだけなので裁縫シーンはなく、自作男子にとってハードルは低いはず。あるとするならあの女子の聖地に足を踏み入れる勇気だけ。

はあはあ、行ってきた。
下着屋入ることに比べれば難易度星１つ。
ゲットしたものをうちで広げて眺める。

うーん。ビミョー。

ここに至る思考は、
せっかく自作だからゴージャスにベルベット(ビロード)とか？＞（店で）うわっ、ビロードってこんな重いのか！おまけに生地厚い！＞似たようなのでいいかー。こっちのベッチンでいいかあ？じゃあこの色とこれ、みたいな。

ベッチン、ベロア、ベルベット、ビロード、ともう何が何やらなんだけど、カメラ男子として欲しいのは単に機材のアタリが優しくて、ベースに張り込みやすい生地であればいいだけ。
しかしなんとなく買ってきてしまったこの辺りの生地はほつれやすく、ストレッチ性も弱く、どうも今回の使い方には合わんっぽい。そもそものベルベットのゴージャス感とはかけ離れちゃってるし。

仕切り直し。
別の買い物のついでに見つけた手芸店入る。
お！これいいんじゃん！と思わず買ってきたこの布

ほつれもなく、めちゃストレッチする。
なんかすごくカメラバッグに似合う生地じゃん！いいね！

うん？
似合う？
ニアイスギテル？！

あとで別の生地屋で知ったことなんだけど、この生地の切れ端見せて「これって何？」って聞いたら、「ああ、トイニットですかね。」「トイニット？」別のおねーさん「マジックテープ、くっつけたいんですよね？」
うわあ、似合うはずじゃん。カメラバッグのインナー！！

いやぁー！
自分だけのグラマラスセクシーカメラバッグ作ってるのに、何この戻ってきた感。悲しき性。

あぶねー！
普通のカメラバッグ作るとこだった！

 

仕切り直し。
念の為、そのトイニットの他の色を確認し「カメラバッグのインナーの色！」と舌打ちしつつ、(生地の性格上か渋い発色の原色ばかり。ネットではお子さん用のものに使ってるのを見かける)

今度は先入観を捨ててひとつひとつの棚を見ていく。
合言葉はグラマラセクシーストレッチ！

そうして１つのコーナーに足が止まる。

おお！
きらびやかでありストレッチ性もあり、さらに生地の薄さやほつれも問題なさげで、扱い易そう！

3色をチョイス。
グラマラセクシーとか言いつつ、黒いバッグ開けたら中は紫とか黄色とかにしないのは、デパートの紳士向けバッグコーナで売ってるようなものにはしたくないという矜持。基本は無彩色、でも色気ある感じにしたい。そういう意味ではこのシャイニーさはかなりいい！
と言いつつ、オリーブカラーがあるのはこれはもう習性なので仕方なし。

 

うち帰って最終選考。いよいよ決めるぞ。
どっちの色にするかなあ

どっちもめっちゃメタリックな感じがいい。
例のリアル金属なレンズマウントとの相性も良さそうだ。
ダークなインナーって渋いねえ。しかし白いシルバークロームのテクスチャーも捨てがたい！どちらにしても、ベルクロレディなトイクロスとは華やかさが違う！これは仕上がりが楽しみ！

え？なに？オレも見ろって？いやつい買っちゃったけど、グリーンにはしないよ？

ちょっとシャイニーさが足りないし、この開きどめのベルトとか替えるつもりないからね。色合わなくなっちゃう。無彩色にしておきたい理由の一つがそれなんだから。

おまけにカメラもそうなんだから、なんでもかんでもグリーンって。
なんか頭やられちゃった人みたいじゃん。

え？バラしちゃったの？
まじか。そこは手をつけないつもりだったのに。。。

じゃあもう全バラいっとくかあ？

ちょ、ちょっと、試しに貼ってみるだけだよ？

やっぱ、ベルトの色が合わなくなるじゃん。

え？また乙女の聖地に行けばいい？

次回最終回！