単焦点好きのための街用カメラバッグというもの 2020年編-2
再始動編その2、製作に突入。
ホンモノ作る前にまずは紙の上で検証したレイアウトをスチレンボードでモック作って検証してみる …
今回のカメラバッグのキモである「レンズ付け替え時にフロントキャップもリアキャップも付け外す手間のないクイックチェンジャー機能を実現するレンズマウント(ナガイ)」は蓋側のヒンジ付近に装着することに。
レイアウトをいろいろ検証して無駄が多いことが判明したので例の↑漢ノ浪漫的可動機構はなしに。もちろん作るのメンドクサイってなこともある。
その代わり、当時は不可能だと思ってたカメラボディにレンズを付けたままの格納が実現しそうな気配。
このマウント部分が仮モックだとリアルレンズを使っての干渉どうのこうのな検証が不正確になるので、先行で製作。
やべえ、かっけえ、同じ部品が並ぶだけで萌えるのは男の子のサガ。
簡単そうに見えて結構な部品点数で構成されてたりする。ケースにしっかりと装着したいしね。あとは次工程のデコレーションのしやすさとかも念頭にあったり。
3年前、レンズキャップ代用の時は気づいてもいなかったけど、バヨネットマウント採用するってことはマウントまでしっかりと指が入らないとダメで(アタリマエ)、右手イッポンで華麗にレンズを”すちゃかちゃっ”とスマートに交換するためには、バッグから取り出した保持姿勢のままカメラに持って行けることが大事で、リリースボタンの位置めっちゃ大事。最適ポジションをここで決定。
M5が入れられるようにするのかしないのか。
スマン、、、!M5よ。
決定的だったのはカメラ右横に出来たスペースがスペアバッテリー入れとしてピッタリだったこと。即ちこれM5以外のナニカが近日中に欲しくなる予感(悪寒)。
どうやらよさげそうなのがわかったので、別れの涙を拭って一気に各ピース製作。
材料は朴の木。
カーボンより軽い比重0.48。
真ん中についてるレンズサポートのような台座も、各レンズのどこにいくつの径の共通項があるのか地味に頑張った成果。
そして忘れちゃいけない大事なことが、このバッグのデフォルトポジションはこんな風な縦だということ。
平面で均等に分割しただけのシンプルな井桁組みに見えて、レンズ込みで1kg以上にもなるカメラをバランスよくこの中空ポジションに保持するための構造が真の姿。それも極力薄い材で軽量に作りたかったので、ここまできてやっと十分な堅牢さがあるのが分かって一安心。
下の3つの空間には蓋側に装着されたレンズが来るのだけど、格納される時に大きく円弧を書くので、それと干渉するのを避けつつ、それでもカメラボディにそこそこのサイズのレンズが付いた状態でしまえるように出来たのは、夜なべして図面書いたおかげ。
各パーツを作るのに若干厄介だったのが、この手のバルカナイズドファイバー製トランク特有の膨らみへの対応。
夏休みの工作の醍醐味満喫。
材料費200円の自作竹串フォーマーゲージも大活躍!
間口より奥の方が広い空間になってるので、井桁の組み方にも順番があって、結果接着剤なしでもかなりガッチリとトランクケースに固定された。
そして、今日も夜が更けていく。
次回、混沌のテキスタイル編!