Mデ10mm [Voigtländer Heliar-Hyper Wide 10mm VM]

M10-R…デジタルMで4000万画素ぉ？って斜に構えられないおれがいる。正直マジ欲しいw

さてM10-P。フィルムMの使用頻度ぐらいでまったり使おうと思ってたのに気づけば A7RIIIより稼働率高く(おかげでA7RIVへの移行も保留中)、となると E-mount での愛用レンズであり、Leicaに代用できる画角がない超広角キング、Voigtländer Heliar-Hyper Wide 10mmとかのMマウントとか入手しちゃったりなんかしたら、ますますメイン機の座は….. ぽち

ほぼ同じ時期に発売になったE-mount版とVM版。
(実際には確かVM版がE-mountに2ヶ月遅れて発売開始)

4年前のE-mount版を買った時のインプレを今読み返してみたら”めっちゃコンパクト”と書いてあったのだけど、届いたVM版手にしてビックリ！

VM版、ちっさ！

VMの方が軽いのは知ってたけど、サイズもこんなに違ったのかと並べてビックリ。

鏡筒の太さやスケールのデザインまで完全に別物だった。
絞り環は逆回しなのは分かるとして、E-mount版が1/3段クリックなのに対して、VM版は半段ずつとか、偉いねCosinaサン。なまじフードが同じデザインなだけにずーっと騙されてたよ。

でもってそれぞれのカメラに装着した時のトータルでのサイズ感の差に二度ビックリ。

ソニーのαって、でけぇ。。。w

全く同じ光学が装着された時のLeica Mのこのコンパクトさ、何よ。
MはE-mountよりフランジバックが10mmも長いのにも関わらずこんなにボディ薄くて、、というかコンパクトに出来てると信じて疑わなかったαのバカあ！(αにはボディ内手ぶれ補正ついている)

なるほど、代を重ねるごとにちょっとずつ大きくなっている最新のA7RIVには食指をそそられない理由がここにあったか。E-mount離れがますます加速してしまうのか。

 

同じレンズ構成ながら「SONYとLeicaでセンサーの構造が違うのでそれぞれに最適化したよ」とはCosinaの弁。そういえば同じようなことを中華な7Artisansが28mm F1.4を出した時にも言ってたっけ。

焦点工房七工匠 7Artisans 28mm F1.4 ASPH 単焦点レンズ ライカMマウント

 

そのチューニングの違いを実感すべく試し撮り。

近所の公園で適当に輝度差激しい被写体を画面コーナーに置いて

その場所(右上コーナー辺り)を眺めてみる。
意外というか納得というか、そんな結果がこちら。

センサーへの入射光をコントロールしてるならE-mount版はもうちょっとパープルフリンジが改善してて欲しいところ。ただまあVM版をαにつけた時よりは確かにパープル感はマイルドになってる。これがチューニングの成果？　とは言えそのすぐ横の葉っぱの辺りで解像感をチェックしてみると、かなり流れてると言うかマイルドな描写。こ、これはフリンジをマイルドするのにあえて解像感弱めた疑惑。対してM10p w/VMのどちらも良好なこと！特に解像感に関してはまじ10mmの端っこ？！と驚かずにはいられない。

超超広角レンズ、流れて当たり前と思ってたけど、このレンズの本来のパフォーマンスはこっちか！

デジタルMのセンサーは世代重ねるごとに周辺部の改善が図られてると聞くし、対するCosinaも歴代のWide Heliar 15mmで起こってたマゼンタ被りのヒストリーがある。両社のグッジョブが今まさにボーイミーツガール！

 

少しばかり問題があるとすれば、うちのSafariとのこの壊滅的な似合わなっぷり！w

ただ、距離計連動もなしでファインダーも対応できてないので、実際はライブビューかEVF必須。EVFつけると謎の計測器感が出て少しはまとまる。

いいよねえ、この原理主義っぽくないM使い。フフフ。

蛇足ながら、VM版をαにつけるとこう

当たり前だけど、全く一緒のサイズにカムバック。
ヘリコイドアダプターならば、なんとレンズ前数cmまで寄れちゃう。

さらに蛇足な後ろ玉飛び出しコレクション比較

全くもって大人しいね、Heliar-Hyper Wide 10mm。さすが現代っ子。

 

本日のサマリー

• ぶっちゃけE-mount版の画質でもこれまで気にしてこなかったので、VM版の結果にホクホク。さらに超広角域でのLeica M10系の優位性も確認できて二度美味しい結果。
• SONYセンサーは構造的に斜めに入ってくる光に弱いくせに、いい広角レンズたくさん出してますね、素晴らしいですね、みたいなことがわかったような気になった。