旅サンヨンで鳥撮り [AF-S 300mm f/4 PF-2]
フェロー諸島の東の端にある島、Mykinesへフェリーで向かう。背中にはお弁当とバックパックに入れるにはまあまあデカいDJIの白いやつ一式が入ったリュック。その片隅に無理やりねじ込んだ、まさにこういうシチュエーションのためな旅サンヨン AF-S 300/4 PF
この島はパフィンウオッチングに絶好の場所。
パフィンと言えばアイスランドだけど(確か生息数の60%がアイスランド)、フェロー諸島もお隣みたいなもん(大体400kmちょっと)、おこぼれに預かれる。
島に着いてパフィンのいるであろう崖のある方へえっちらおっちらと登る。
おお、いたぁ!!
なんとおじいちゃんがスマホで撮れるほどのイージーさ!
望遠いったのか!?って最初は思ったけど初めて近くで見たパフィンは想像以上にちっさい!先日のハチドリみたいな極小サイズではないけど、思ってたより随分小柄。ハトぐらい?
となると300mmとはいえ結構近寄らないとアップで撮れん。
羊の糞を踏みつつ静かに前進。そしてパシャリ。
こっち向いてみ?
そうそう。
きゃわいい。
ヨーロッパでは人気者のパフィン。よくペンギンと間違われるらしい。正面ビューは確かに。
で、パフィンといえばあの取った魚をくちばしにたんまり蓄えるやつだよね、って探せばおお、いるいる!
パフィンが陸で生活するのは夏の間の繁殖期。その時がこうやって労せず写真撮れるチャンスなのだけど、人様の方にいい感じなポージングで突っ立ってくれてなんて可愛いやつと思っていい気になってパシャパシャしてたらいけないらしい。やつらは餌をひなに与えるために海で魚取ってくるわけで、つぶらな瞳でこっち向いて立ってる時は多分ほとんどが “どいて、そっち行きたいの”と訴えてる時なはず。きっと足元に巣がある。ちゃんとどいてあげようね。
300mmじゃ足りんかと思って(100-400mmズームの代わりとしては)、1.4xテレコンまで入手して持ってった。420mm/5.6相当
アップにするといきなり猛禽類のような精悍さ。
描写は悪くはないけど、海外でのテスト記事によればテレコンつけた絵は価格のより安いAF-S 200-500mm/5.6ズームに対してそんなにアドバンテージのある画質ってわけじゃないらしい。確かにそう言われればそういう気もする。
ってことで、300mmに戻す。うむ、スッキリ。
さてAF-S 300mm/4.0 PFはどうなのか。
確かにこの軽さとサイズは唯一無二。なんだけど単焦点なんだからあともう少しすんげえって唸る絵が欲しかったところ。いまどき流行りのよく出来た望遠ズームを凌駕する何かってやつ。それほどに最近の望遠ズームの性能がスゴイってことでもあるんだけど。
旅サンヨンと意気込んでみたものの、これだったら大人しく100-400ズームとか持ってけよって気にもなってしまって、結局うちでは2軍入りにもされずに旅から帰ってきたらドナドナされちゃった。。。うへへ
そういえば今回はかなりマニュアルフォーカスしてた。いやマウントアダプターはまあまあいい仕事してる。ただどうしてもクチバシやら輪郭やらにAFが持ってかれるっていう動物撮るといつものやつ。そういやソニーは動物用の瞳ディテクトAFリリースするって言ってたなあ、新カメラなのか、ファームなのか。どっちにしても欲しいと思いました。まる。
フェロー諸島では自ら鳥になりつつ、地上では鳥を撮影されていたのですね。
コメント失礼致します。サンヨンですが軽量で旅では重宝しそうですね&美麗な画ですねとコメントさせて頂こうとしておりましたがドナドナされていたのですね。原因はボケでしょうか?キリッとしたツッコミが足りなかったのでしょうか。ちなみにパフィン超可愛いですねぇ。
Kazutoshiさん、どもです
>鳥
そうなんですよ。で、その鳥のせいで結構飛ばせずにいました。特に海沿いの崖は海鳥のコロニーがいっぱいあって結構躊躇するような状況でした。残念です。
確かにレンズはボケとツッコミ両方必要ですね!笑
望遠系はいい結果望むなら苦労したらあかんってことなんですかね。というか下手くそなので、腕前を助けてくれる変なレンズが欲しいんでしょうね。
いやこのサンヨン、いいレンズだと思います!多分そのうち旅先で嗚呼って後悔するかもです!