600mm異種対決 ラウンド1
うちの家訓
「望遠で満足したくば単焦点」
さて、前エントリの続き。
600mm対決、ラウンド1は写真。
超望遠レンズに課せられた使命と言えば遠くのモノを近くに引き寄せること。膨大な大気の厚さで拡散する光をいかに寄せ集めシャープな像を結ぶか。
大口径レンズがそれに長じるのは言わずもがな。
つまり、望遠レンズの評価には被写体までの距離が重要だということでいいのかい?ハニー。
こんな安レンズに振り回されるのがなんか楽しくなってきたので、わざわざこのテストのために世界中を駆け巡ってきたんだよ。
[一応注釈:各画像はRAWを現像後、幅2000pixに縮小。クリックで拡大(今回はぜひアップで見て欲しい) 下の拡大画像は100%,pixel等倍 基本的にISO160(GH2の最低感度)。EF400mmは換算で640mmなので若干大きく写る]
まずは日本からも近いボルネオでオランウータンを。
被写体までの距離はこの手のレンズを使うには最も至近な6mぐらい。性能の差が最も出にくい距離でもある。
G Vario100-300mm+GH2 1/125 f5.6
うひー、近いー。こえーw
どちらも充分な解像感である。
この距離ならまんず問題なし。
つかしょっぱなから露出が違ってゴメンナサイw そもそも日が当たってるのと曇り比べるってどういうことだ。
先に進もう。
インド洋超えてアフリカでモモイロペリカン。
距離はさっきと同じぐらい。ただ今回はかなり薄暗いシチュエーション。
G Vario100-300mm+GH2 1/100 f6.3
ぱっと見似てるが大きくして見ればEFの方が明らかにヌケがいい。
等倍で見ると顔の後ろの羽のひとつひとつをEF400mmはちゃんと描写してるがG Varioはちょっとはしょってきてる。つかブレてるのか?これw
G Vario良く頑張ってるじゃん。
一度日本に戻って来て被写体はコウノトリ。
距離は15〜20mぐらいだったか。
G Vario100-300mm+GH2 1/80 f5.6
開放F値。やっぱりEFのほうが抜けがいい。なんか空気感を感じるよね。これはあれだ、単焦点レンズ対ズームレンズの一番よく分かる描写の違い。解像しててもなんか立体感を感じずヌケも感じないのは(安い)ズームに良くある描写。
等倍で見ると良くこんな遠くのものがこんなに詳細に撮れるもんだと感心する。って全く評価になってないコメントだな。
明らかに差はあるのだがなんかそんなに開いていってないかも。
日本に帰って来たので京都で紅葉でも。
距離は40〜50mぐらい。
これはかなり危険な被写体 たぶん7Dも苦手なはず。
そろそろどちらも露呈しそうな気配 そこをあえて絞らず開放で。
G Vario100-300mm+GH2 1/200 f5.6
む。もっととっちらかるかと思ったが、G Varioそうでもない。
一所懸命描こうとしてるのがよく分かる。もしかしたら、ひょっとすると、考えたくないが、これはカメラ(GH2)のせいではなかろうか?w (絞って撮ったのがあれば良かったがないな)
って、妙な疑惑が持ち上がってしまったところでちょっと休憩。
まだまだ世界中を巡り、さらに距離を延ばしたサンプルいっぱいある。
次回はニューヨークから。
ほほう、私は超望遠を使う予定はありませんが、
それでもこういう企画は楽しくていいですね。
やはりEFと4/3ではそれなりに差が出てくるもんだ。
ところでボルネオってアメ横近くあたりにあるんでしたっけ?w
いやー、このボルネオは多摩丘陵のほうにあるやつですね。
つか写真のこの差が動画でどうなるかですね。自分もまだデータ見てないので知りませんw
ゆるマジな検証、ありがとうございます。素敵です。続編、多摩地区のNYに期待してます。
おお、ありがとうございます。
レンズ評価する語彙持ってないのでコメントはご自身で補完してくださいねw
毎日楽しみに見させてもらってます。
GH2以意外お頑張りますなーw
ボケが大きく必要ない撮影とかなら十分使えそうな感じですね。
D300重いしスナップ用に買おうか、、、
次回のレポも楽しみにしてます。
ボケについては不利ですが、こんな比較しないかぎり不足ない画質ですよね。
おまけに300mmでも手振れ補正がピターと止まって気持ちいいんですよ。