Z vs R 外付けEVF対決！

きた！それも両雄からまったく同時にリリース！となんとも話題をふるまく感じで、DSLR動画ユーザー待望の外付けビューファインダーがZacutoとRedrock microから発表された。（というかZacutoはRedrockのリリースにあわてた感もあるw）

カジュアルユーザーとしては、オンボードモニターにビューファインダー(ルーペ)を付けるスタイルで充分だったりもするが、プロの現場じゃそういうわけにもいかず、いかにしてDSLRを従来的なカムコーダーとして従来手法の制作現場に馴染ませようかと四苦八苦しているようだ。HDMI出力を利用しての各種モニタの利用は定番で、カムコーダー用のEVFをコンバーター介して無理矢理付けたりとか、そういう創意工夫が外野から見てなかなか楽しい状況ではあった。

そんなところに、満を持してのリリースである。
いやー、自分もカジュアルでアマチュアですが、欲しかったんだよねえ、モニタ or EVF。ってことでいきなりの対決である。

お値段

いきなりだが、まずプライスチェック。
当たり前だがプロ用映像機器は商売相手がそういう相手なので、たいていのものがまず1000ドル後半ぐらいからの値段付け。もちろんそんなものに自分は用はない。買えんw

Zacuto Z-Finder EVFが$775、Redrock micro microEVFが$595
　
ハイエンドコンシュマーを取り込む価格設定！
ロープライスなHDMIモニタとも見事に競合する。

ただし、ZacutoはEVFとして利用するには別売りのZ-Finderが必要となる罠。つまりプラス$395のエクストラが必要で、持ってないなら軽く1000ドル超えてRedrockの倍となる。
Redrockのプレスリリースにはわざわざ
"Estimated $595 for the complete EVF – unlike other solutions with hidden costs, does not require additional viewfinder loupe. "
などと明記してZacutoに対するライバル心ばりばりであるw

 

モニタ？EVF?

そういう自前でファインダールーペという製品を持っていたか否かで、出て来た製品は見事にキャラが違うものになった。

ZacutoのはEVFというより明らかに外付けモニタである。
自分とこでいいビューファインダー持ってんだから、あとはEVFの"E"の部分の小さなモニタ作っちまえ！ってのは容易に想像がつく。

対してRedrockのほうがよりEVFだ。
これまで他社製に頼っていたRedrockのコンプレックスが生んだ結果か、価格設定の安さもEVFじゃないただのZ-Finderの$395に対しての戦略的価格なのじゃあないかと勘ぐりたいw

なのでキーアイテムとなるスクリーンもまったく異なるものとなるようで、Z-Finder EVFは16:9 3.2inchの800×480なたぶん携帯電話やPMD的な製品用のを使用していると思われる。

microEVFはスペシフィックなことが書かれてないが、カメラのバックモニタより精細でRED BOMB EVF(ちなみに$3200)と同等ってことが外部サイトで書かれていて、もしそうなら１とか２インチの1280×720~800な何かである。デバイス的にはこっちの方が確実に高い。いや相当高い。
ただこの情報、眉唾っぽく、本家には1.2Mdotと書いてある。こっちを信じるならたぶん800×480で、Zacutoと一緒だ。

 

Styling

そういう成り立ちだから、スタイリングも誰もが期待したものに近いmicroEVFのほうがカッコよす。
何よりREDっぽいw
逆に野暮ったいというか従来的な外付けモニタスタイルから抜け出てないのがZacutoだが、逆にフード付けない状態でも運用出来るフレキシビリティーは利点と言えば利点。

以下分かってる事をずらずらと比較。

どうやら、カッコもスペックもプライスもスマートなmicroEVFがかなりいい。Z-FinderEVFはモニタとしても使いたいならあり？

まあ自分は違うモノを買ってしまったので、当分ないんだけどね。うひw