旅の覚え書き-その３(夜行列車)

夜行寝台列車。

いいよねー、旅情あって。
疲れ取れないとか、風呂入れないとか言ったらダメダメ。日本じゃもうほんとに数えるほどの路線でしか楽しめなくなったんだからわがまま言っちゃいけない。ヨーロッパでも利用客減って衰退してるとも聞くけど時刻表開けばまだたくさん列車載っている。起きたら別の国、なんて言葉にするだけで旅情度200％アップのヨーロッパの夜行列車。折角なんで乗っといた！

今回の旅で使った夜行列車４つ。

City Night Line "Pegasus"
Amsterdam-Zurich

今回一番乗ってみたかったCNLのDoubleDeckerのDeluxe寝台。以前は濃紺に月のマークのCNLカラーとかいうのだったらしい。CNLは今は会社潰れて名前だけ残り、車輛はDB色に塗り替えられた。こっちのほうが断然シンプルでいい。

中。
広くはないけど、ベッドとは別に椅子とテーブル置いてあったりして、かなり快適。ほんとホテルみたい。間取りとしては、カシオペアのメゾネットの上階部分を長くしたようなかんじ？そういや部屋に入る階段付近の構造も近いかな。ってカシオペア乗った事ないけどw

テーブルも大きくて普通になんか作業出来ちゃいそうな。ウエルカムドリンクとしてワインくれた。

ベッドは部屋のはじ。
２人使用時は２段ベッドとなる。そこがちょっと惜しいね。でもまあシングルユースで€100(ダブル使用時は１人€60)でこの寝台使えるのはかなりおトクだ。

シャワーとトイレ、洗面台もついて鏡の後ろにはアメニティとドライヤーまで装備。部屋の隅にはハンガー吊るせたりカバン置けるクローゼットまである。２泊ぐらい出来るw

朝、到着１時間前にくれた朝飯。こんな朝食らしい朝食はCNLだけだった。

 

EN(EuroNight)467
Zurich-Budapest

スロバキアに行きたいとこがあって、スイスからとりあえずハンガリーにワープと思って乗った。長居するつもりのなかったブダペストでプライベートルーム借りちゃったせいで、のんびりしすぎて結局スロバキアには行けず。。

この旅唯一の同居人がいた夜行。

のせいなのか、写真全然撮ってない。いきなりもう朝のだ。ベッドメイクとかれた写真しか残っとらん。つかいろいろ話してて車窓も記憶にない。

今見ると、けっこうファンキーな内装だったんだなあ、この列車。
隣のコンパートメントと連結するドアや壁は全面鏡。いやん、エッチ。

 

EN(EuroNight)240
Budapest-Venezia

ブダペストに長居（といっても3日だが）してしまって、こりゃいかんと一気に移動しようと乗ってしまったベニス行き。これでドブロヴニク方面に行くチャンスを逸した。。

窓から入る風が気持ちいい。

左下がシングル利用、３人利用だと右下みたいなカンジ。
そういや今回唯一食堂車を使った夜行。

　

ICN(InterCityNight)1939
Rome-Siracusa

突然グランブルーを思い出し、Taorminaへ行こうと。日中のICでもローマから数時間かかるので夜行の価値は高い。今となってはExcelsiorのSuite(シャワー、トイレ付きの個室)にすれば良かったとちょっと後悔。

チケット見せて乗ろうとしたら、待て待てと。リスト(紙)にないぞって。ポケットからモバイル端末出してチェック。「あ、あった」。進んでるのか進んでないのか。

内装も新しいのか新しくないのかよくわからない。照明がLEDだったりしたのでそんな古くはないと思うけど。

バシンを覆うカバーのおかげでそこにテーブルがない。この旅、最小のテーブルスペース。朝、ベッド畳んでシートモードにしたら、これがメチャクチャ座り心地悪くて、即ベッドに戻した。

 

こう見るとキャラあるなあ。他にもいろんなデザインの寝台あるんだろうな。時刻表見て思ったけど、今ならまだ、ホテル泊なし夜行で巡るめくるめく欧州ぐるり1周１週間なんてのも可能っちゃ可能ｗ　

なんかE&Oのプレジデンシャル・スイート乗ってみたくなった。おれもオヤジになってきたか。

つかすっかり鉄ブログ。いいのか？いいか。