DJIの新製品@ Inter BEE 2016

ミニチュア話はちょっと横に置いといて、いきなり登場のDJIの新製品ネタ。Inspire2 とPhantom4 Pro。InterBEE開催に合わせてのローンチってことらしい。

ってことで、のこのこ幕張くんだりまで出張。

DJIブースは大盛況
大きめに作られたフライングデモ用のケージの周りにはInterBEE一番の人だかり。

そしてあったあった、Inspire2とPhantom4 Pro

さすがローンチイベントすぐでデモ機潤沢。
ただし。説明員の知識の方は昨日の今日で突っ込んだ話をすると誰もわからずという状況。特にサポートに召集された代理店側スタッフは通りいっぺんのことしか言えないお寒い状況。というかここにいる人誰も飛ばせてないし、誰も画像の生データ見てないんだと思う。ネットでスペック読み漁った一般ユーザーには負ける。

Inspire2

基本ストラクチャーは継承してるっぽいものの、前機種Inspire1との互換性はほぼ皆無な全くの新型機。

カウルは安っぽかった樹脂からマグネシウムになり、バッテリーはデュアルがデフォの新型にチェンジ、ギンバルコネクタも全くの新型でとにかく旧式Inspire1とそのアクセサリーとの互換性は全くなし！全て買い直し！

もうX5Rを数十万出して買った方(オレ)はホントご愁傷様な出来。。

ローンチ時のカメラオプションは２つ
１インチセンサーのX4Sと

マイクロフォーサーズのX5S

オドロキはX5Sの5.2K収録！
そしてこれまでのCinemaDNGに加えてのProRes対応！
5.2K/422HQでビットレート1.3Gbpsなのでこれまでよりかなり長く収録できそう。
(ただしRAWとProResのリミッター解除ライセンスキー代15万円)

しかしこんなにサポートされても当のAppleがあんなだからねえ。もうDJIにそっち界隈の事業売っちゃえw

ESCのヒートシンクっぽいモーターベース

ボディ側に移ったお尻のSSDスロットとバッテリーベース

SSDの事を現場でスタッフに聞くも誰も詳細わからず。ブツ見せてとお願いするも、届いてない！って言われる始末。
今度も変わらずDJI専用品で汎用コネクタではないっぽいことは聞いた。

Phantom4のようについたフロントステレオビジョンセンサー

その真ん中にとうとうついてしまったパイロットカム。
なんとそこもお家芸なブラシレスギンバル(2軸)搭載

お腹がわ

ギンバル＋カメラ部から映像処理界隈をごっそり本体に移したおかげで軽量になり大げさなギンバルマウントはかなりシンプルに。

同時発表されたディスプレイものは見れず

 

Phantom4 Pro

何と言ってもトピックは１インチセンサー搭載！

そこにメカニカルシャッターや絞りも搭載してしまって、アクションカメラと同様だったカメラ部がいきなり本格的なカメラに。
それをこんなにコンパクトにパッケージするなんて。

同じビットレートな４K映像でもX5とPhantom4ではあんなに画質が違っていたのはセンサーサイズのせいだとすると、１インチ搭載は相当の武器。ほぼBMPCCと同じ。それが4K/60P録画可能というね。おまけにこれまで頑なに60MbpsだったDJIビットレートが100Mbpsにあがった。そんでもって上方以外の全方向にセンサー搭載なぶつからないマルチコプターってわけで、今度のPhantomは相当に使えるものになってしまった。Mavic Proが出たときPhantom4との基本スペックの差にラインナップ崩壊してるじゃんと思ったけど、なるほどこういうロードマップだったかと納得。

加えて気になるのが初登場となったディスプレイ付きリモート

サイズ感の違いはこんな。
折りたためるとはいえ、かなり邪魔だったこれまでのスマホ/タブレットホルダー。

iPhone Plusと同じ液晶サイズの5.5inch
ディスプレイの有無で300ドルの差がついてるので買うならどっちか迷うところで、一つの目安がその表示品質だろうけど、これは全く問題無し。

まじ綺麗。
中身は多分Androidで起動のスピードも気になるところだけど、まあまあ納得できる早さ。何より画像の遅延が少ないらしいのはポイント。

“＋”モデルにもUSBとHDMIついてるのでこれまでどおりの使い方もできるはず。ただ排他なのか同時出力できるかは試せず。

Inspire2はもちろんいいけど、Phantom4 Proがかなり良さげだなあ。うーむ。

 

おまけ

Pronewsライブオンエア中の某黄色いアニキに遭遇しつつ、ストリーミング配信を愉しむの図