ガールズインフォトキナ [Photokina2016]

今や女子力の一翼を担う写真スキル。
自分をどれだけ素敵な自分として SNSで主張できるか、それを左右するのは全て写真。セルフィーしかり、フードフォトしかり。それが虚構でも嘘でもどうでもイイの、それが乙女の気持ちってぃうやつ、、、(とか言うと怒られるらしい。自分を磨く(美しくする)ために必要だからやってるうんぬんかんぬん)

 

なんというかLEICAのお膝元なドイツでのカメラショーだけに、オッサンのイメージが強かったPhotokina。
インターネット前夜、子供の頃唯一の情報源だったカメラ誌には「Photokinaで発表された、、」と踊る文字に、いつかは行きたいカメラ&写真の桃源郷と思ってた自分が、勝手に抱いてた大人のお堅いトレードショーという幻想。それが行ってビックリ、女子多っ！

仕事で来てる女性、とかそんなじゃなくて、ホントにユースな女子たくさん。
冒頭に自分で言っておきながら、これが現実と認識しつつ、国内カメラショーなCP+にくる女の子（本気のツワモノか彼氏に連れられてって感じの二極）とのギャップがなんともな見るからにフツーな子がいっぱい。入場料そこそこするのにね。

その辺は出展する方もわかってるのか、女子がいい感じに集まる(滞留する、列を作る)仕掛けを用意してる。（おっさんは仕掛けなぞ用意しなくとも勝手にかかってくる）未来の顧客な若い女子がキャピキャピ集まってるとこ見るのは漁師(出展者)としてはきっと幸せな光景。

ちなみに最近のCP+だと混雑必至なのでどれだけ人を捌くか、流すかに力点が置かれてて、Photokinaのこのムードとは全くの逆。
そのトレンドが最高潮に達すると「他のメーカーのカメラでの撮影は禁止です。止まらないでください！」というわけのわからない罵声を浴びることになる。じゃあもう来んなよ、出展すんなよ、といつも思うわけだけど、うん、正しい世界がここにあってよかった。

 

撮るだけじゃない写真(プリント)の二次利用を前面に押し出すFUJIFILMのinstaxブースでも

デコ素材や道具用意して自由に楽しむ場所をご用意。

おー、女子楽しむなあ！こりゃおっさんたち野郎どもも頑張らねば！と思った次第。

可愛いものが本質的に好きなのはどうやら万国共通らしく。
で、何が一番可愛くあってほしいのかといえば、”自分”なわけで。

セルフィよりリッチな写真体験。そういうブースはもちろんウケてて列ができてる。
スマホで撮るセルフィを究極的に高めるとプロ用ソリューションに行き着くんだと彼女たちが気づいたかどうかは知らんけど、少なくとも接点はそこにあった。
 
セルフィを語るならその最先端がここなのは間違いなし。

トレンドはやはりセルフショット(=写真)な訳で、プロが撮るような空撮動画なんか誰も欲しがっちゃいない。

DJIがPhantomやMavicを順繰りに出して顧客を上手に引き下げてる間に、下からはトイ派生のフライングカメラが一気呵成に来ちゃってる。多分まだどこもDJIのPhantom臭がするのがダメで、デザイナーにCASIOとかSONYっぽいのヨロとか言えば男子も飛びつく面白ギア出て来るはず。GoPro Karmaがダメなのはそういうとこもあったかもね。ちょっと真面目に作りすぎた。

しかし想像するに怖いのは某国や某国の住人が海外に出て法律に無頓着にセルカ棒でやったような無茶を小型ドローンでやりだしたら！Mavicもそうだけどあんまり売れて欲しくないよねえ、ってもうそんな願いは虚しいだけでフライングカメラは確実に撮影ソリューションの一ジャンル。日本勢はいつからやるのか、それとも無視し続けるのか！

というわけで、タイトルからフォトキナコンパニオンガールズ写真集だと思ったおっさんども、スマン！w