灯台の夏休み [2016Norway]
まだ続くノルウエーネタ。3部作で終わるはずが夏休みシリーズ蛇足の4本目。
居心地よくて3日も留まってしまった灯台の宿、Tranøy Fyr Maritime Hotel。
灯台ホテル。
まんまドラマでも書けそうなその響き。世界的に見てもちょっと流行りなこのスタイルは自分の知ってるだけでもイギリス、フィンランド、オーストラリア、クロアチア、etc
その昔灯台には”灯台守”-灯火の燃料を補充したり、レンズや窓を磨いたり、機構のメンテナンスをしたり、そして夜間にはその運用をした-Lighthouse Keeperがいて、地の果てで働くための居住施設があったわけで、使わなくなったり全自動となった灯台の要らなくなったそのスペースを観光用にコンバートするのが流行ってるらしい。
なんといっても灯台であるがゆえのその建ってるロケーションは一般的には”ありえない”場所。そこにその超絶アイコニックな外観がくっついてるのだから、乙女なツーリスト受けしまくり。
中でもクロアチアは国を挙げて灯台ホテルが大売り出し中。ちょっと気にはなってる。
Lofotenで行くあてもなく今後天気も悪そうだったので、どこか良いとこ(逃げ場)はないかな?と探し見つけたのが対岸のノルウェー本土側にあったホテルに改装された灯台、Tranøy Fyr。
到着。
なんとなくは予想してたけど、クルマ降りてすぐにはホテルに辿り着けず。
この海上の回廊をてくてく歩いて灯台のある小島というか岩礁にやっと到着。もう”館モノ”な推理小説書くには出来過ぎな舞台装置。
面倒っちゃあ面倒だけど、しかしこのアプローチが気分を盛り立ててくれるのは確か。
ただまあ行った日が晴天だったからいいのか。
悪天候の時はもう探偵物の登場人物気分にでもならないかぎり、きっとどんより。
灯台以外に建物が5棟
右の赤い建物がレストラン兼管理人(シェフ)の住居。
朝飯とランチと晩飯と午後のビアーのためには部屋からここにてくてく。
灯台を囲む3棟が往時この灯台を守る人たち(ライトハウスキーパーとアシスタント)が住んでた住居。
現在全部が宿として稼働中。自分の時はどちらの夜も他にゲストが一組だけ。8月だったけど中旬すぎると一気にシーズンオフな感じのノルウェー。ここもこの週末以降は閉めるっぽかった。(要望があれば開ける的なこと書いてあった)
泊まった部屋は灯台のすぐ前に建ってる1936年生まれな建物の一室。
うっひゃあ、おもちゃのうちみたいなダイニングキッチン!
そして謎のシンクデザイン。
初めて見たかも。
左と右で2槽になってるのはあるけど、普通は同じような大きさ。
右は一体何用?
知りたくてノルウエジャンキッチンとかなワードで調べてたら、ノルウェーのキッチンがテーマの映画発見。見てえ。
しかしこのドイツ版と英語版のトレイラーのノリの違いはどうなの。
話が逸れた。 ベッドルーム
前日までいた漁師小屋との対比が何とも。ジイちゃんちからグランマって感じ。この飾らないほっこりムードにやられて延泊決定。
夕日は海に沈まず対岸のロフォーテン諸島に。
この海も地質学的にはフィヨルドなんだとか。
3日もいりゃあ結構飛ばして撮ったんだろうって、それがkindleでマンガばっか読んでたというね。ああ勿体無い(笑)
ルックまで違う予告編w
どちらでもダコタがフィーチャーされてるのは、それだけあちらの人々には身近かつ見世物になるくらい少なくなっちゃったってことかしら。
灯台の話しで、ダコタってどこのダコタだ!?って思ったんですが、あ、このダコタですね。時代を表すのに航空機や車使うのはフィルムじゃ定番なんでしょうが他に飛ぶのがなかったとも取れますね。ホントならここはユンカースなはず。(映画見てないけど)
ダコタ乗りたいです。早くバッファローエアに乗りに行きたい!