温故知新 Macintosh Portable
オーダーしていたMacがアメリカから届いた(^^)
ブツの名は『Macintosh Portable』
Appleが満を持して発売した”新型”ラップトップコンピューター。
スムースな動きを約束するトラックボール、快適なタイピングを約束する至高のメカニカルキーボード、連続駆動時間8時間以上。
CPU68000 16MHz RAM 2MBぐらい。フロッピーディスクドライブ搭載。。アクティブマトリックス・モノクロバックライトなし液晶ディスプレイ搭載。
外観程度極上
ただし不動品。。1989年発売。。$90なり。
ってあははー、そうジャンク品。
こんなの、もう知らない人も多いのでは?
ちなみに当時の価格100万円ぐらい?
いやあ、ほしかった、欲しかった。
不動品でも良し。何故ならこの『ガワ』が好きだったから。
当時、美大のデザイン学生のワタシにとって、”Frog Design” のこの筐体デザインは羨望の的でした。
もちAppleも憧れだったけど、単純に、このコンストラクションに、このスリットに、このシリンダーに!やられたわけですよ。つか、みんなコピーしてたよな。
あー、しかし今見ると、なんて冗長なデザインなんだろー。ふふふ。
って思ったりするけど、いやいやけなしてるわけではありません。
やっぱ、ちょっと感動。手に入れられて幸せ♪って感じ。
まず、感心したのは樹脂パーツの色。
同世代のMacがたいてい黄ばんでるのが正常なのにに、こいつは多少のスクラッチはあるものの、なんか新品の輝きを放っています。不動品のくせに(^^)。
買うときの情報で「スペースバーがちょっち黄ばんでる」ってなこと書いてあったんだけど、それもよく見なきゃわからん。何がどう違うんだと思ったら、こいつは外装にすでにポリカーボネイト使ってるんだってさ。だからキバミなし。知らんかった。
トラックボールとキーボードは取り外して左右逆にも設置可能。
不動品とはいえ、キーボードのクリック感とトラックボールのスムースさも健在。
可動する接合部にシリンダー形状を配すのは、今となっては当たり前な処理だけど、これ以前は「折り畳みギミック=蝶番」ですからね。いわゆる「意味のデザイン」もしくは「機能の視覚化」ってやつ?
手で押してる部分は実はキャリングハンドル。スライドして出てくる。で、それを逆に押すことでディスプレイのラッチが外れる。ちなみに、そのハンドルはディスプレイ側(可動して起き上がるほう)についてる。こわーー。
でもキャリングハンドルに引く力がかかっている限り、ラッチは外れないから蓋は開かんという仕掛け。説明長。。
そして、史上最古(最初)のAppleのノート(?!)と最新の17inchPowerBookとの出会い。
つか、デカスギだって(^^;
17inchPBが小さく見える!
AppleはこのPortableの2年後に最初のPowerBook、PowerBook100を発表。大きさは上の写真の黒いのと同じくらい。あっというまに小さくなりました。つかそれは実はSONY製だったりしたのですが。
いやいや堪能。おなかいっぴゃい(^^)
まさか、ジャンク品でここまで気持ち良くなれるとはね。
もう、新しいデジカメなんかいらなくなりましたー。
(たぶん48時間ぐらいは)
ほんとはこのPortable、バラして中にMacMiniかiBookのロジックその他いれて、最新のスペックにしてしまおうかとおもったんだけどね、やめときます。
んー、ノスタルジー?なんだろー。
動かないけど愛しくなった?
えへへ。
72時間後にはバラしてるかもしれないけどね。